「船というのは英語などの言語では女性扱いだ」
「代名詞はsheってことだね」
「それだけじゃない。女性の愛称を持つ船もあったりする」
「たとえば?」
「サラトガが『愛しのサラ』で、レキシントンは『レディ・レックス』だね」
「それで?」
「だから、ヤマトも女性かもしれない。SPACE BATTLESHIP ヤマトの映画パンフもSHEと書いてあるしね」
「ニッポンの男の船じゃないの?」
「男が乗るのは女だ」
「なんか違う」
「しかし、根拠を見つけた」
「それはなんだい?」
「YAMATOを逆から読んでごらん」
「OTAMAY……」
「これは太田メイと読める。女性名だ」
「えっ?」
「ヤマトは並び替えると女性名が隠れていたんだよ」
「ひぇ~」
オマケ §
「というわけで浮かび上がった最上重要人物が太田だ」
「まさかっ」
「不死鳥の太田。実は太田が死んだ描写は存在しない」
「なるほど」
「復活編を除けばみんな出ているし、かなり重要度は高い」
「森雪のまずいコーヒーは飲んだしね」
「あそこで、おかわりをもらっていれば、今頃森雪は太田と結婚していたかも知れない」
「惜しいことをしたね、太田」
「でもいいんだ。メイちゃんという娘がいる(かもしれない)」
となりのオマケ §
「でもいいんだ。メイちゃんという娘がいる(かもしれない)」
「姉貴はさつきとか言うのか?」
「なんか違う」
「そういえば、昔ソノラマ文庫で『さつき3号、浮上せず』という小説を読んだことがあるが面白かったぞ」
「どうして?」
「太平洋戦争中にドイツに行っている海軍軍人の話だが、実は同胞であるはずの陸軍軍人が的で海軍の軍人を偽って出てきたりして戦うわけだ」
「無茶苦茶だね」
「でも、それだけ陸軍と海軍の仲は悪かったのだよ」
「ははは」
「そういう意味では昔読んだファン小説で土方主役の小説もそうだった。土方の独走を止めようとする陸軍兵士と、土方を守ってアンドロメダを飛ばす海軍軍人のコントラストが印象的だった」
「それでいいのかよ」
「人間の組織なんてそんなものだ」
オマケ2 §
「で、その人の書いた別の小説では標準型戦艦が確かバイアブランカ級となっていた。独自設定だ」
「そうか」
「でも、復活編の標準型戦艦はドレッドノート級と公式には設定されているようだ」
「どういうこと?」
「このネーミングはかなり位置づけが違うことを示唆する」
「どう違うの?」
「ドレッドノートってのは画期的な強力主力艦として誕生したんだ。そういう意味で主役メカ。みんながそれを乗り越えようとして超ドレッドノート級つまり超ド級戦艦が生まれて色あせたに過ぎん」
「そうか」
「だからさ。標準型戦艦がドレッドノート級(ド級)なら、スーパーアンドロメダ級は超ド級戦艦ってことだ」
「そうか。だから、バイアブランカ級なら雑魚だけど、ドレッドノート級なら雑魚じゃないわけだね」
「そうだ。だから、さらばではあっさりやられる標準型戦艦も、(厳密には同じではないが)復活編では粘って戦う」
「そうか、バイアブランカだとセイバーフィッシュだけど、ドレッドノートだと旧ザクなんだね」
「比喩が良く分からんぞ」
「じゃあ、バイアブランカだとエンジンがオーバーヒートする地球防衛軍機だけど、ドレッドノートだと整備不良でも敵を倒せる古代守艦なんだね」
「もっと意味不明だ」