Amazonが新訂版タモリのTOKYO坂道美学入門というのを勧めてきたので調べたら新しい版が丁度出たばかりのようです。坂道には興味がありませんが、最近は「右を見ても左を見ても上り坂なら水路跡」という水路探索法が多く、坂を多く見ます。なので、興味本位で買ってみようかと思いました。
しかし、蓋を開けてみるとけっこう意外なことに、直接行ったことがある坂は本当に数えるほどですが、ほとんどの坂はおおむねあのあたりと土地勘が作用する場所ばかり。つまり、行ったことがある場所に近い坂がとても多いわけです。
中でも、東新宿付近や、新宿三丁目から曙橋のあたりは、かなり知っている場所です。それのすぐ近くにタモリさんも認める坂があったわけです。(しかも、近くの観光スポットとして策の池まで紹介されています。策の池ですよ!)
そういうわけで、東新宿方面に自転車で出動してきました。
結果として、久左衛門坂・梯子坂・山吹坂の3つの坂を見てきました。
久左衛門坂 §
抜弁天通りの旧道っぽい道ですね。脇に入って旧坂で合流します。その途中の坂です。ここで驚愕の事実。抜弁天通りの向かい側の坂は上がったことがあります。つまり、まさに行ったことがある場所の目と鼻の先。こんなに近いとは。
梯子坂 §
抜弁天通りが久左衛門坂と合流したすぐ先を曲がって住宅地の中に入って更に曲がるとこれ。坂と言いつつ階段です。とても自転車で通れる場所では無いので、自転車は止めて徒歩で下がって上がってきました。下がった先はとても水臭い場所でした。やはり、水路趣味と坂趣味は隣接しています。
山吹坂 §
帰りは新宿文化センターの裏手、新宿中学方向から帰りましたが、その途中に山吹坂。直接の経路では無く、横にあります。しかし、この道も通ったことがある道。その道のすぐ横に山吹坂がありました。これもほとんど階段。寺の入り口のようなもの。
感想 §
というわけで、この3つの坂は「東新宿ワクワクゾーン」にすっぽり包含されてしまいます。まさに、隣接している世界ですね。坂の世界も無視ができません。まあ、本に載っている全ての坂を見るのは無理としても、近くに名のある坂があると知るのは悪くないかも知れません。水路解釈とも連動する可能性があります。