「今日(2012/08/04)明日の第35回 せたがやふるさと区民まつりのオープニングから少し行ってきたぞ」
「何が目当てだ」
「オープニングイベントが海賊戦隊ゴーカイジャーの主題歌の松原剛志。それから
特命戦隊ゴーバスターズショー」
「特撮かよ。郷土史何も関係ない」
「と思うんだろ?」
「まさかの大逆転があるとでもいうのかい?」
「あるある」
「どこにあるんだよ」
「松原剛志という名前、この松原という姓でピンと来ないかい?」
「意味分からないよ」
「すごい告白がなされたのだ。松原剛志は実は世田谷区民だった。しかも、住んでいたのは馬事公苑の近く。この祭りには子供時代から来ていて、それ以外の時も馬事公苑に来ていたらしい」
「本当に?」
「すごくローカルな地名を平然と語っていたからおそらく事実だろう」
「でも、だからどうした、だよな」
「それだけなら、な」
「えっ?」
「そこまでは話の前座。実は、赤堤、下高井戸、松原といった地名をぺらぺら喋って爺さんが松原に住んでいたと言ったのだ。しかも、嘘か本当か地名の松原の元になった名前かもしれないという」
「そいつは郷土史に直撃するコースだな」
「だろ? 思わずひっくりかえって聞いていた」
「でも、それは本当の話?」
「地名については分からない。本人も断言していなかった。でも、あのあたりに詳しいのは事実だろう」
「どうして?」
「赤堤を『あかづつみ』と発音していた。あの地名は正式には『あかつつみ』というが、地元民は訛って呼称するケースも多い。実際、自分も訛って覚えていたので、濁点抜きでないと変換できないことに最初は戸惑ったものさ」
「濁点ありで発音しているのは、耳で覚えた証拠なのだね」
オープニングイベント §
「4曲歌ったが、本来の持ち歌は厳密な意味でゴーカイジャーOPのみ。ゴーカイジャーEDはチームで歌ってメンバーの1人だったというだけ。あとはゴーバスターズのEDとOPを歌ったが、本来の持ち歌では無い。観衆の子供達へのサービス精神旺盛だ」
「優しい人なのだね」
「ノンノン。まだ話の途中」
「えっ?」
「歌がめちゃめちゃ上手かった。自分の歌とかそういうことは関係無しに、全部見事に上手く歌いきった。経歴を調べるとかなり多くのミュージカルに出ているようで、実力は本物だろう」
「それってどういうこと?」
「特撮歌手のイベントという枠を離れて、松原剛志ショーとして十分に楽しめたということだ」
「それは良かったね」
「しかし、そのあとのゴーバスターズショーが色あせてしまった」
「ひ~」
「あ。本人のブログに既に記事が!」
特命戦隊ゴーバスターズショー §
「構成は去年のゴーカイジャーショーの方が良かった気がする」
「どこが違うのだろう?」
「今年のショーはちょっと構成が凝りすぎて焦点がぼやけた感がある。あと、中盤をつなぐヒーロー以外の立場が違う」
「どう違うの?」
「去年は芸達者な男性が敵の幹部として上手いトークでつないだが、今年はあまり作品との関連性が分からないお姉さんがつないでいた。お姉さんが仕事を十分にしていないわけでは無いのだが、去年のお兄さんの方がそれ以上の仕事をしていたってことだろう」
まとめ §
「区内にロケ地もいろいろあるし、世田谷区は特撮区だと思ったよ」
「杉並区はダメなのかよ」
「杉並区はアニメ区。アニメーションミュージアムまである」
「棲み分けている訳か」
「境界線付近に住んでいる自分は両対応」
「ひ~」
水路跡 §
「帰りに見つけた水路跡。ただし、B~C間は良く分からない」
「既に過去に見た水路跡か自信は無いが、風景に記憶が無い」
「これって昔見つけた支流の更に別の上流部?」
「だろうな。あまり深くつっこんではいないのだが」
「でもあれだけ走り回った馬事公苑周辺なのに、まだ発見が有り得るわけだね」
「そうだ。いつもと違う道に入るだけでこれだ」
オマケ §
「どうでもいいが、調べてびっくり。松原さん、ねぎぼうずのあさたろうのOPを歌ってるんだよ。この歌好きだったんだぜ!」
「どんな特撮だよ」
「いやアニメだ。江戸時代の旅行ものだ。キャラが野菜と言うだけで歴史物の一種だよ」
「これも歴史かよ」
「いやー、ずいぶん上手くてしかもノリがいい歌だと思ったら、ここにつながってくるのか。目から鱗だ」
「そんなに?」
「この歌はアニメという枠を超えて単体で大人が聞いても良い歌だと思うよ」