「観測員9号って、AU-09ってことだね」
「女の子の尻を追いかけて、いや撫でて、僕はロボットだと認識して終わるわけだね」
「その場合、女の子=オルタ=イブと思うなら彼女も機械で良いのだが、もしも森雪と捉えると面白いことになるぞ」
「1年以上昔の記憶が無い森雪は人造人間説」
「セクサロイド・ユキと言いたまえ」
「ぎゃふん」
「ここで終わってはいけなかった」
「なぜ?」
「なぜ女の子はイブなのか」
「全女性を代表する代名詞?」
「そう解釈すればイブでいい。実は誰でもない女性の象徴と認識できる」
「別の解釈があるというの?」
「松本零士による特別な美女が出てくるエロチックSFアクションといえば、代表作はセクサロイドだが、他にもいろいろある」
「いろいろね」
「エロエロじゃないぞ」
「へいへい。それで?」
「セクサロイドに知名度が劣るけれど、そこそこ長く続いたのがミステリー・イヴだ」
「えっ? イヴ?」
「時祭イブじゃないぞ。ミステリー・イヴだぞ」
オマケ §
「山本と急接近の古代。森雪が古代と仲良くなれない。しかし、これで分かった」
「何が?」
「ユキはシマとくっつくんだよ」
「なぜ?」
「セクサロイド・ユキならお相手はシマに決まっている」
「ぎゃふん」
恒点観測所の真実 §
「だがしかし、ここで止まってもいけなかった」
「は?」
「実はBDで第9話だけもう1回見た。その結果、とんでもないことが分かった」
「なんだよ」
「恒点観測所なんだよ。うっかり聞き流していたが、9号がいるのは恒点観測所なんだよ」
「まさか、ウルトラセブンが恒点観測員340号だったという、その恒点?」
「だからさ。恒点観測所+観測員(番号)号は、ウルトラセブンと完全に重なる」
「やはり2199は特撮と仲良しなのだね」
ウーダン老人の真実 §
ジャン・ウジェーヌ・ロベール=ウーダンより
1805年、フランス・ブロワ生まれ。時計職人としていくつかの精巧な自動人形を作成。
40歳のとき、かねてから憧れていたマジシャンへ転身。1845年パリでデビュー。プロデビュー後は、数々のオリジナルマジックで人気を博した。それらは現代においても、行われているものもある。
「まさか。ウーダン老人にもれっきとした元ネタが?」
「歴史的に見て、自動人形つまりオートマタを作った人というわけだ」
「イノセンスみたいに?」
「イノセンスの人形は四谷シモン。別系統だ」
シレニウス海の真実 §
「恒点観測所が存在するのはシレニウス海のほとり。ならば、そのシレニウス海ってなに?」
「ネットを検索してもはっきりしないね」
「しかし、ウルトラC技があった。実はBDには英語字幕がある。字幕を見てチェックしたらMare Sirenumと書いてあった」
「それなに?」
「この綴りで検索してこれが火星の海だと分かった」
「なぜ日本語で検索して見つからないの?」
「表記がまちまちだから。ちょっと調べた範囲でも揺れていた」
- シレーンの海 (Mare Sirenum)、
- シレーヌス(セイレーンたち)の海 (Mare Sirenum)、
「表記の揺れを知れ、という感じだね」
「うむ。表記の揺れをシレニウス」
「ぎゃふん」
「というわけで、まさにこれは火星の地名と見て良いだろう」
「火星の地名だけど検索は難しいわけだね」
ギララニウムの真実 §
「公式Twitterアカウントでヤマトークについてつぶやいたのは誰か分からないが<ギララ>と名乗る人」
「だからどうした?」
「ギララだよ」
「キロロとか、カララみたいなケロロ軍曹のキャラの誰かの名前だろ?」
「ばっかもーん。宇宙大怪獣ギララを知らないのか。松竹が制作した唯一の怪獣映画だぞ。松竹系の新宿ピカデリーに100%マッチする名前だぞ」
「ひ~」
「というわけで良く分かった。やはりヤマト2199は特撮との相性が良い」
「ところで、ギララなんて見たことあるの?」
「テレビで1回見た。だからギララニウムだって知ってるぞ」
「ひ~」
「でも内容はかなり忘れた」
「ぎゃふん」
オートマタの真実 §
「自動人形とは、操り人形であり、特撮の道具としての人形に通じる」
「絵じゃなくて物体ということだね」
「絵は模倣した線だが、特撮プロップは模倣した物体だ」
「結局、そういう意味でも2199は特撮との親和性が高いわけだね」