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2013年01月05日
トーノZEROアニメ感想ハウルの動く城total 1425 count

2013/01/04ハウルの動く城TV放映感想

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「面白かったな」

「DVD持ってるだろ?」

「最近は見てないし、それに今回は地デジだ。地デジチューナー+高解像度のパネルだ。NTSC解像度よりも高い」

「それって劇場以来の画質で久々に見たってこと?」

「そうだな。それだけでも、印象の違いが明確に出るよ」

おおまかな感想 §

「やはりこれは観客に課題を突きつける映画だと思う」

「どういう意味で?」

「頭を使って見ろということ。口を開けて待っているだけでは完結しない」

「明らかにおかしい展開には意味があるということだね。でもなぜ?」

「千と千尋の神隠しで子供向けの映画を作ったから、今度は大人向きの映画、それも老人向きの映画を作ろうとしたのではないか」

「大人向きだと違うわけ?」

「そうだ。いろいろなことを知っている大人は考えることも知っているはずだ」

「そういう大人には、見るだけで分かる映画はかえって退屈ということだね」

「だから、よく見るとけっこう発見がある。今回もけっこう画面からいろいろ見出したよ」

「口を開けて待っていても誰も食事を食べさせてくれないわけだね」

「自分から果実をつかみ取ろうとしない限り、微笑んではくれない映画だよ」

荒地の魔女の呪いはいつ解けたかagain §

「荒地の魔女の呪いはいつ解けたか。過去の自分を見返すと結論が出ていない」

「そうか」

「でも、何となく見えた……ような気がする。掃除中に2階に上がってショールを飛ばされたときだな。あのあたりで呪いが解けてソフィーの心理が外見に影響するようになった……気がするな」

「気がする?」

「そんな気がしただけ。事実かどうかは知らない」

「ぎゃふん」

国王の実在性問題 §

「最後のシーンでサリマンは戦争をやめさせるために国王を呼んでいない。なぜだ?」

「なぜ?」

「国王は存在しないという仮説を立てた。サリマンが作り出した虚像としての国王しか存在しない。だから呼ぶ必要など無い」

「他に証拠があるの?」

「ある。サリマンは即座にハウルの変装を見抜いた。そして本物の国王はあまりに良すぎるタイミングで来訪し、一方的に喋って立ち去った。国王が最初から存在せず、サリマンの作り出した虚像なら簡単に解釈できる」

「サリマンが自分で作っていない国王は全て偽物に決まっているわけだね」

隣国の王子問題 §

「隣国の王子はソフィーのキスで元に戻ったのに、ほとんど役割を果たさない」

「うん」

「彼が言うのは、人の心は変わるということだけだ」

「そうだね」

「そこから逆算して考えると、それを言うために登場したと言える。それは言う必要のあるテーマ性のある言葉と言うことだ」

「そんなに重要かな?」

「そうだな。実はこの映画の主要登場人物は、みんな心変わりしている」

「えっ?」

「ソフィーは強い心を持ち、ハウルはソフィーが未来で待っているのに荒れ地の魔女にちょっかいをかけ、荒れ地の魔女はあれほど欲しかった心臓をソフィーに渡し、フィンはサリマンを裏切り、マルクルはハウルよりソフィーが好きになってしまう」

「サリマンは?」

「最後に戦争をやめる気になる」

「継母は?」

「2回目の登場で、サリマンへの不快感を示すことで心情的な味方に変化していることが示される」

「なら、心の変化がテーマだとしてそれに意味があるの?」

「ある。なぜなら、ソフィーの心理状態で年齢が変わって見える描写は、心の変化を描くツールとして優れているからだ」

「城は?」

「ハウルの心理の反映」

「どのへんが反映?」

「恐ろしい外見はフェイク。最後はソフィーと一緒に宙に浮いているような幸せ気分で、空飛ぶ城になっている」

最後のまとめ §

「この映画は、宮崎駿の頂点として評価したくなった」

「なぜ?」

「中身も表現も突出して密度が高いからだ」

「気力と体力と予算とスタッフが最も充実した時期かもしれない……ということだね」

「とりあえず、宮崎駿映画としてはいちばん好きだよ」

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「やはりこれは観客に課題を突きつける映画だと思う」

「どういう意味で?」

「頭を使って見ろということ。口を開けて待っているだけでは完結しない」

「明らかにおかしい展開には意味があるということだね。でもなぜ?」

「千と千尋の神隠しで子供向けの映画を作ったから、今度は大人向きの映画、それも老人向きの映画を作ろうとしたのではないか」

「大人向きだと違うわけ?」

「そうだ。いろいろなことを知っている大人は考えることも知っているはずだ」

「そういう大人には、見るだけで分かる映画はかえって退屈ということだね」

「だから、よく見るとけっこう発見がある。今回もけっこう画面からいろいろ見出したよ」

「口を開けて待っていても誰も食事を食べさせてくれないわけだね」

「自分から果実をつかみ取ろうとしない限り、微笑んではくれない映画だよ」

荒地の魔女の呪いはいつ解けたかagain §

「荒地の魔女の呪いはいつ解けたか。過去の自分を見返すと結論が出ていない」

「そうか」

「でも、何となく見えた……ような気がする。掃除中に2階に上がってショールを飛ばされたときだな。あのあたりで呪いが解けてソフィーの心理が外見に影響するようになった……気がするな」

「気がする?」

「そんな気がしただけ。事実かどうかは知らない」

「ぎゃふん」

国王の実在性問題 §

「最後のシーンでサリマンは戦争をやめさせるために国王を呼んでいない。なぜだ?」

「なぜ?」

「国王は存在しないという仮説を立てた。サリマンが作り出した虚像としての国王しか存在しない。だから呼ぶ必要など無い」

「他に証拠があるの?」

「ある。サリマンは即座にハウルの変装を見抜いた。そして本物の国王はあまりに良すぎるタイミングで来訪し、一方的に喋って立ち去った。国王が最初から存在せず、サリマンの作り出した虚像なら簡単に解釈できる」

「サリマンが自分で作っていない国王は全て偽物に決まっているわけだね」

隣国の王子問題 §

「隣国の王子はソフィーのキスで元に戻ったのに、ほとんど役割を果たさない」

「うん」

「彼が言うのは、人の心は変わるということだけだ」

「そうだね」

「そこから逆算して考えると、それを言うために登場したと言える。それは言う必要のあるテーマ性のある言葉と言うことだ」

「そんなに重要かな?」

「そうだな。実はこの映画の主要登場人物は、みんな心変わりしている」

「えっ?」

「ソフィーは強い心を持ち、ハウルはソフィーが未来で待っているのに荒れ地の魔女にちょっかいをかけ、荒れ地の魔女はあれほど欲しかった心臓をソフィーに渡し、フィンはサリマンを裏切り、マルクルはハウルよりソフィーが好きになってしまう」

「サリマンは?」

「最後に戦争をやめる気になる」

「継母は?」

「2回目の登場で、サリマンへの不快感を示すことで心情的な味方に変化していることが示される」

「なら、心の変化がテーマだとしてそれに意味があるの?」

「ある。なぜなら、ソフィーの心理状態で年齢が変わって見える描写は、心の変化を描くツールとして優れているからだ」

「城は?」

「ハウルの心理の反映」

「どのへんが反映?」

「恐ろしい外見はフェイク。最後はソフィーと一緒に宙に浮いているような幸せ気分で、空飛ぶ城になっている」

最後のまとめ §

「この映画は、宮崎駿の頂点として評価したくなった」

「なぜ?」

「中身も表現も突出して密度が高いからだ」

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