「ヤマト1974でガミラスが最初にヤマトの名を知ったのは第2話」
「地球人はあの船をこう呼んでいます。ヤマト……」
「では沖田は?」
「少なくとも、第11話 決断!!ガミラス絶対防衛線突入!!でヒスは知っていてデスラーに教えている」
「それで?」
「問題はどうやってガミラスはそれを知ったのか」
「なぜだろう?」
「地球がガミラス向けに電波を流して宣伝している訳でも無いだろう。とすれば、ガミラスの諜報活動であろう」
「どんな諜報活動?」
「可能性を考えてみた」
- 遠隔地の音を拾う聴音機で聞き耳を立てる
- スパイが入り込んでいる
- 小形メカが潜入している
「聴音機案は却下だ」
「なぜ?」
「宇宙で音は聞こえない」
「声で起こる船体の震動を検知するとか」
「それは不可能じゃない。特に艦長室のガラスの震動は拾えそうだ」
「スパイ説は?」
「やや無理がある」
「なぜ?」
「そう簡単にスパイが入り込めたら、地球は既に負けている」
「確かに」
「でも、地球人そっくりのアンドロイドを送り込んだり、地球人の協力者を得るなら話は別だ」
「協力者?」
「お前だけは助けてやるから協力しろと言われて協力した奴がいないとも言えない」
「ひ~」
「小形メカはいつ地球に来たのかが問題だな」
「いつだろう?」
「そこで思いついた。沖田艦はなぜ追撃されなかったのか」
「は?」
「小形メカを送り込む媒体にされたのではないだろうか?」
なぜの問題 §
「実は第2話の段階では、一部の関係者以外誰もヤマトを知らない」
「うん」
「でも第3話では行進をみんなで見送っている」
「そうだね」
「情報は、どこで解禁されたのだろうか」
「第2話と第3話の間?」
「いや。ヤマトが偽装を解除した時点じゃないだろうか」
「なぜそう思うの?」
「突然爆発的にヤマトの名前が地球に広まる。すると、ガミラスは地球人の船の呼び名をすることができる」
「第2話の最後の時点でデスラーがそれを知ることができるわけだね」
オマケ §
「でも、地球人そっくりのアンドロイドを送り込んだり、地球人の協力者を得るなら話は別だ」
「は?」
「これはかなり昔の対話の記録だね」
「うん」
「ギャラクティカを見ると地球人そっくりのアンドロイドとか、地球人の協力者はギャラクティカそのものだと思ったよ」
「えー」