「俺のヤマトをつらつら考えているときに、ふと考えたのだ
「なに?」
「冥王星ってどこ?」
「は?」
「本土から遠いが、敵首都よりはずっと近い。実はサイパンじゃないか」
「宇宙じゃねえ!」
「すると、芋ずる式に分かった。遊星爆弾はB29と焼夷弾。それがサイパンから飛んでくる」
「日本は焼け野原」
「しかし来るのはB29だけではない」
「何が来るの?」
「艦載機を多数積んだエセックス級の大群だ」
「エセックス級が高速空母なんだね?」
「そうだ。エセックス級は分類としては正規空母だが、護衛空母が鈍速であることから高速空母と呼んでも差し支えない存在だ」
「高速空母かい!」
「事実としてWikiPediaにはこう書いてある」
高速空母(こうそくくうぼ)は、航空母艦のうち、特に高速で行動できるものの通称。太平洋戦争後半、アメリカ海軍がエセックス級航空母艦を中心に編成した艦隊は「高速空母機動部隊」と呼ばれることがある。
「じゃあ、あれは高速空母と呼んで呼べないこともないのか」
「そして、エセックス級から発進した艦載機が柱島の在泊艦艇を襲うが、もはや戦う力も無い艦船は偽装してやり過ごすそうとするばかり」
「偽装か!」
「しかし、ついにポツダム宣言を蹴った日本は本土決戦のために温存した燃料弾薬を使って反撃に出た。偽装解除した戦艦大和の46センチ砲が火を噴き、油断して本土に接近しすぎたエセックス級を一撃で轟沈……したらいいなあ、という妄想だよ妄想。そういう妄想に立脚してヤマトの序盤はできているに違いない」
「ただの推定かよ」
オマケ §
「面白いように地球艦が続々と沈んでいく冥王星海戦はマリアナの七面鳥撃ちね」
「あくまで冥王星はサイパンかい」
「現住生物という名の現地人だっているぞ」