「なんかシリアスなヤマト小説は一通り書いたので、ギャグ書いて終わりにするかとかなめたこと言ってますよ、トーノさん」
「ギャグか。ヤマトでギャグは成立するのか?」
「外伝にするしかないでしょ。本編でギャグは無理っすよ、無理」
「宇宙戦艦ヤマト・ギャグ外伝……そんなものが可能なのか?
宇宙戦艦ヤマト・ギャグ外伝 §
「ギャグ外伝をヤマトでやるってマジっすか島さん」
「その通りだ太田。しっかり笑いを取れよ」
「古代さんもやるんすか?」
「当然全員参加だ」
「じゃあ古代さん手本を見せてくださいよ」
「俺、瀬名アラタ」
「古代さん、古代進って名前があるでしょ。瀬名アラタじゃないでしょ」
「すまん。古代の奴。俺、瀬名アラタって言えばギャグになると思い込んでる」
「俺、瀬名アラタ」
「酷いっすよ。そりゃ、婿養子に入ったら名字は変わるかも知れませんけど、進って名前までは変わらないでしょ。普通は」
「俺、瀬名アラタ」
「アラタは普通ないでしょ」
「俺、瀬名アラタ」
「だから、なんでアラタなんすか」
「アラタチならヤマトネタだから」
「チはどこにいったんすか、チは」
「今週のわしを探せ。難易度は星無限大じゃ」
「デ○ジャラスじいさん、ヤマトに出てないから探せないでしょ」
「だから難易度は星無限大じゃ!」
「わかった。無限に広がる大宇宙と掛けてこれもヤマトネタ」
「違うでしょ古代さん」
無限の宇宙戦艦ヤマト §
「無限って出たからヤマトのみんなで無限のリヴァイアスでもやりましょうよ、古代さん」
「それは良いアイデアだ。艦首が外れて潜水艦になるから、あれがヴァイタル・ガーダーってことで」
「艦首が外れて潜水艦になるのはヤマトじゃないでしょ。ブルーノアでしょ」
「それはまあどうでもいいとして」
「よくない!」
「俺、ルクスン役取った! 雪はユイリィ役ね。あと、ブルーは制服青いから真田さん」
「蓬仙あおいはどうするんすか?」
「制服青いから真田さん」
「それは無い無い。ところでルクスンだとユイリィとはくっつかないけどいいんすか、古代さん。ユイリィはブルーとくっついちゃいますよ」
「がーん」
「古代さん最後まで無限のリヴァイアスを見てないな……」
「でもルクスン人気者だと聞いたぞ」
「人気者ってことは確かだと思いますけどね。きっと、無限のリヴァイアスファンにアンケート取ったら人気上位は硬いですけど、しょせんギャグキャラですから。あ、古代さんもそうか」
「がーん」
無限ヤマトSSX §
「しょうがないから話題を変えましょ。無限つながりで無限軌道SSXやりましょう」
「SSXって何だよ」
「たぶん、犯罪者の名前の頭文字」
「ヤマトで言うと、最初のSはきっと島だ」
「知能犯っぽい」
「2番目のSは、真田さんだ」
「もっと優秀で知能犯っぽい」
「やはり真田さんは危険だ」
「違うから。じゃあXはなんすか?」
「X……、XP-1501だ!」
「ヤマトにそんな人いたっすか?」
「シームレス戦闘機だ」
「それ人じゃないでしょ」
「でも優秀。知の結晶。何と、つなぎ目が無い!」
「じゃあ、古代さんは誰の役をやるんすか」
「ハーロック!」
「ダメっすよ。Sは島さんだからハーロック役は島さん」
「えー。じゃあトチロー」
「ダメっすよ。2番目のSは真田さんだからトチロー役は真田さん」
「なんかそれは似合ってる気がする」
「Xもシームレス戦闘機で決まってるし」
「俺の居場所はヤマトに無いのか!」
「そもそもヤマトじゃなくてアルカディアだし」
「アルカディア以外のどこに居場所を求めればいいんだ!」
「古代さん、一応最終的に代理が取れて艦長なんだから、女艦長レオタード役でもやっててください」
「俺は男だ」
まとめ §
「古代さん、何か最後に言って締めて下さいよ」
「俺、瀬名アラタ」
「なんか古代さんグダグダだから、雪さんが何か上手いことを言って締めて下さいよ」
「わ、わたし? 私は今、古代くんに上げるチョコを選んでいて忙しいの」
「何をあげるんすか?」
「ゴディバとか、かしらね」
「義理チョコには何をもらえるんすか?」
「古代君にゴディバなら、雑魚の皆さんにはゴルバかしらね」
「それは甘くないオチっす」
オマケ §
「雪さん、もっと甘いオチは無いものですか?」
「うーんそうね。コーヒーでも淹れてあげるわ」
「わあ。そのコーヒー砂糖入れすぎ」
「古代、ついに森雪の不味いコーヒーの謎が解けたよ。不味いのは砂糖の入れすぎだ」
「んなわけあるかい」
「雪さん、勘弁して下さい。そのオチは過剰に甘すぎます」