2014年01月08日
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「コンピュータを使うと馬鹿になる」という指摘は馬鹿にできないが今に始まったことではないかもしれない

Written By: 川俣 晶連絡先

「コンピュータを使うと馬鹿になる」という指摘は馬鹿にできないという記事を見て思いだしたが、最近全世界的に馬鹿が増えているが特に日本は著しいと感じていた」

「おまえ馬鹿だろっていうのは波風が立つからもっと具体的に言えよ」

「そうだな。おいらの感じる問題は以下のように詳細化できる」

  • 努力をしない
  • 何も産み出していない (複製能力だけは優れる)
  • 口をあけて待っているだけ
  • 態度が大きい
  • 自分のことは顧みない (他人に落ち度があれば全力で叩くが、同じことを身内がやったらスルーする)

「ふーん。そういう連中がコンピュータが普及してから増えてると思っていいわけ?」

「いや。よく考えると自分が20代の頃に思っていた『これダメだ』と思っていた『卑しい消費者根性』と要するの同じだと気付いた」

「君が20代っていつ頃だよ」

「1980年代ぐらいかな」

「じゃあ、『卑しい消費者根性』ってなに?」

「便宜的に自分で作った造語だ」

「意味は?」

  • 文句しか言わない
  • 消費するだけ。自分では何も作らない
  • 欲しいものは「くれ」と言って待っているだけ
  • 態度がでかい
  • 自分を律する高潔さなどなく状況次第でコロコロ態度も主張も変えて卑しい
  • 他人の罪はでっち上げてでも叩くが自分の罪は一切問わない

「なんか似てるね」

「似てるよ」

「ってことは、社会に馬鹿が増える傾向はコンピュータの普及と関係無く、1980年代ぐらいから既にあったということなのかい?」

「さあな。そういうことは専門家が考えれば良いと思うのだが、結局、自称専門家が自分のことは顧みないで言いたいことだけ言って去って行くようなケースが増えているからな。あまり意味が無いかも知れない」

「ひ~。結局結論は何だよ」

「結論はない。何が事実かも分からない。答えを出すのは他の誰かじゃない。常に自分だよ」

追記 §

「『卑しい消費者根性』は誤解を招きやすい表現だと思ったので、一応説明を追加するぞ」

「消費者は卑しいからダメだってことだね。何も創造しないから」

「違う違う。消費者は消費者でいいの」

「え?」

「卑しい根性を正当化するために消費者の仮面をかぶるなって意味なんだよ」

「つまり、消費者は基本的に善良なものであり、消費者の仮面をかぶった消費者でない者が問題だということ?」

「そうだ」

「では正しい消費者とはなんだい?」

  • 買う前に提示された条件と解釈の余地無く商品が違っていた場合、文句が言える
  • 払った料金分だけ帝王になれる

「では、卑しい消費者根性とは何だ?」

「たとえば、シャア専用ザクという商品は、普通シャア専用ザクが入っていると考えられる。しかしボックスアートにシャアが描いてあると『シャアが入っていると思って買ったのに』という苦情が来る。だから『このキットにシャアはついていません』と断り書きを書かざるを得ない」

「つまり、解釈の余地がある領域で文句を言っちゃうわけだね」

「そうだ。解釈は人それぞれで誰の解釈が正しいとも言えないが、消費者であれば一応上位に立つので主張を通しやすい」

「消費者は帝王になれるわけだね」

「そうだ。しかし、無限に帝王になれるわけではない。あくまで払った料金の範囲内で帝王になれるということだ」

「料金は重要?」

「そうだ」

「たとえば?」

「100円のガムを買って、俺はメロン味の方が良かった。メロン味を寄越せと言ったとして、新商品の開発コストは100円で回収できるかと言えばできない」

「売れる見込みがあれば開発してもいいんじゃない?」

「見込みがあればな。でもそれは要求している消費者側で判断することではない。企業の判断として企業側で決められる」

「でも帝王気取りの客は要求するわけだね?」

「そうだ。そのソフトのMac版を作ってくれと要求するMac信者と同じ。企業としては採算取れないなら作れないよ。慈善事業じゃないんだから」

「分かった。100円のガムを買って中身がガムじゃなくてキャンディーだったらいくらでも謝罪を要求して良いけど、明らかに採算が取れない納豆味のガムを作れと言ったらそれは消費者としてやり過ぎだってことだね」

「納豆味のガムを欲しいと言ってみることはいいよ。そこまではいい。しかし、客の要求なのだからそれを開発する義務があるとまで言い切ると行きすぎだ」

「その行きすぎた姿が『卑しい消費者根性』ってことだね」

「しかし、いちばん重要なポイントは、誠実さだ」

「というと?」

「たとえば、みんなが納豆味のガムを欲しがっているのだから開発する義務があると主張するならば、それが事実であると第3者も納得する根拠を示さねばならない。しかし、『卑しい消費者根性』というのは根拠を十分に示さないのだよ」

「つまり、不誠実ってことだね」

「そうさ。相手によって言い分を変えるとか。趣旨が一貫していないとか。コストとか実現可能性とか、そういう前提条件を無視するとか。そういう不誠実さをばらまく者を『卑しい消費者根性』と呼んでいたわけだ」

「じゃあ、簡単に分かりやすくまとめてくれよ」

  • ○ シャア専用ゲルググが欲しいと思います。発売されたら必ず買うのでぜひ発売して下さい
  • × シャア専用ゲルググは絶対に売れるはずだがら発売しろ。発売しなかったら悪口を言いふらして仕返ししてやる

「君はシャア専用ゲルググ欲しいの?」

「別に欲しくない。あくまで例だよ例」

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