「スケールアヴィエーション3月号に空中戦艦大和の存在感はあるか?」
「あったよ」
「内容はどうだった?」
「まだ飛ぶ理由しか見てないが、非常に良かった」
「どこが良かった?」
「空中戦艦大和の隣に卵を抱えた装甲鳥さんが飛んでいる写真なんか、幻想的でテーマ性もあるビジュアル。これだよこれ。こういうのが今は見たいわけだよ」
「欠点は無いの?」
「特にない。非常に良く出来ている。ただし、よく目に付いた感想がオーラカと艦これっていうのはどうかと思った」
「なんで?」
「今回の主役はあくまで卵を持った装甲鳥さんなんだよ。オーラカも艦これも、主役ではないのだよ。それにも関わらず、そこを話題にしない人が多いのはなぜだろう?」
「なぜなんだ?」
「他人のことなど知らんぞ」
「ひ~」
「ともかく鳥さん。鳥さん。今回一番良かったのは鳥さん。最高じゃないか。おそらく、普通のモデラーならほぼ確実に使用しないマテリアルだろう」
「それってなに?」
「鳥の剥製。1/1の本物」
「ひ~」
「まあ、それはそれとして、艦これ風大和イラスト。自分が見た中では最も上品かつ綺麗にまとまっている。人の要素と軍艦の要素が1枚のイラストで最も上手くまとまっていると見えたのはこの絵だ」
「こんな絵だったら艦これやりたい?」
「いや。大空飛ぶ予算だけでいいです」
「大空飛ぶ代さんだろ」
オマケ §
「他のページはちゃんと見てないそうだけど、それでも気付いたことはあるかい?」
「DC-3のページで、『あっダコタだ!』と思ったら解説本文の最初に『ああ、ダコタね』と書いてあってひっくり返った。お見通しってことか」
「ひ~」
「しかし、本文をちら見すると、あ、彩雲だ。流星だ。紫電改だって写真見ただけで機種が分かっちゃうのは、どうかと思うな。なんだこのゼロ戦は爆装か?とか。増槽じゃないのが写真見ただけで分かっちゃう。あ、99艦爆だ。バルだ」
「バルー?」
「それは宇宙からのメッセージ銀河大戦」
「ひ~」
「ともかくさ。日本軍機はあまり興味が出ないわけだが、今更見てどうするって気分だ」
「どんな特集ならいいのさ」
「今なら、海外に行ったアメリカ軍機なんていいよね。ソ連のP-39とか、イギリスのB-25とか、そういうのは興味あるよ。ダコタもイギリスに言ったC-47だから同じようなもの。もちろんマートレット(イギリスのワイルドキャット)もね。でなければ、マイルズメッセンジャー大特集とか」
「凄く無理そうな企画だ。たぶん売れないぞ」
オマケ2 §
「ヤマトの話をしろよ」
「彩雲の作例は343空じゃないので、ヤマトの元ネタの343空の4偵じゃない。けど紫電改の作例は343空なので、そっちで343という数字が出てくる」
「そこかっ! そこなのかっ!」
オマケQ §
「ただ、何となく漠然とした印象で言えば鳥の扱いはウルトラQ的……という気がしないでも無いが、具体的にウルトラQに似ている要素は思い付かない」
「Qかよ」
「鳥を見た!」
「ロクロック鳥だ!」
「育てよ鳥!」(by 飼育員)
「カメだって」
「1/1計画」
「1/8だって」
「あけてくれ!」
「鳥が装甲に閉じ込められているぞ!」
「ところで、ウルトラQって昔見ているはずなんだが、ぜんぜん中身を覚えていないよ!」
「ひ~」
「育てよカメで、カメに乗って飛んでいる子供の映像だけなぜか覚えている」
オマケの理由 §
「育てよ鳥!」(by 飼育員)
「なんで急に飼育員が出てくるんだよ」
「今回の飛ぶ理由に飼育員が登場しているぞ。君は見つけられたかな?」
「ほんとに? 名前だけじゃ無いの?」
「ちゃんと登場している。絵でも立体でも出てくる」
「分からないよ」
「たった6ページだ。穴が開くほど見てみよう」
オマこれ §
「この艦これ風大和のイラスト。よく見ると主砲の下に空間が無い。つまり弾薬庫と揚弾筒が存在しない」
「それじゃ困るじゃん」
「2199ヤマトの第3砲塔も同じ。下に波動エンジンと格納庫があるから実体弾を撃てない」
「ってことは、このイラストの大和の主砲はビーム兵器ってことか?」
「あるいは女の子の飾りだ。ファッションだ。アクセサリだ」
「ひ~」
「自分は飾り説を採りたいな。それがオシャレだ」
「その方が好きなのかよ」
「あるいは斜めに支持しているアームの内部を砲弾が移動する仕掛けかもしれない」
「じゃあ、おーらかの話題は何か言うことがあるかい?」
「あー。FF10のフリッツボールはかなりやったぞ。ビサイド・オーラカのゴールキーパーはキッパというんだ。優勝だ! 優勝だ! 優勝だ!」
「それ関係ないし」
「じゃあこっちの話題。暗渠ハンターとして暗渠が道路化された場所を発見した時は歌うんだよ。暗渠ロードが現れた……♪って」
「シーラ・ラパーナ様に小言を言う爺やになりたかった男が何を言うか」
「チャムでもいいぞ、チャムでも。ってか、今はチャムの方がいい。仕事中に後で言いたい放題わめいていてくれ」
「またムチャを言う」