2014年07月02日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 945 count

ヤマト2199第10話は、なぜ戦闘主体ではないエピソードをあれほど上手く描けたのか

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「ヤマト2199には謎が多い」

「えー」

「そのうちの1つは、第10話だ」

「異次元空洞からの脱出だね」

「そうだ。このエピソードは特に出来がいい。なぜだろうか。映像も凄くいいし、ドラマもしっかりしている。とても良く出来ている。しかも、戦闘主体ではないのだ」

「戦闘主体ではない人間ドラマは、とりあえず戦闘の刺激に逃げられないという意味で難しいわけだね」

「そうだ。だからさ。本当は何も起きない日常のドラマはありなのだけど、それは取りあえず事件が起こるドラマよりももっと難しい。その難しさを認識しないまま作ってもろくなもんはできない」

「そろそろ本題に入ってくれよ」

「うん。1つ1つ解き明かしていくと分かってくることもある。第10話の絵コンテの千明孝一さんとは、LAST EXILE, ブレイブストーリー、幽幻怪社第1話の監督であり、青の6号OVAの演出であった」

「それで?」

「LAST EXILEと幽幻怪社は知ってるからブレイブストーリーと青の6号は見たよ」

「つまり、青の6号を見るのも純然たるヤマトネタの延長ってことだね」

「そうだ」

「それで?」

「青の6号OVAは、一部のファンが待ち望んだ青6ではない、というのは良く分かる。しかし、もの凄くよく出来てる。しかも面白い。それが受容可能かは別としてね、もっともオタクとはもの凄く様々なものを受容できない狭すぎる人種だからそこは捨て置いて良い」

「ひ~」

「問題はここからだ。青6OVAというのは、実は戦闘ものではない。戦闘はあるのだが、第2話で主人公は決定的な敗北を喫してしまう。それ以後の戦闘はまさにオマケ、背景でしかない。その代わりに浮上するのは敵との疑心と和解の物語だ」

「それにどんな意味があるわけ?」

「戦闘が背景に行って、敵との疑心と和解の物語というのはまさにヤマト2199第10話の内容と一致する。おそらく、そのあたりの感覚を了解した上で千明孝一さんに依頼が行っているのではないだろうか」

「むむ」

「だからさ。ガミラス側とヤマト側の感情がここまでもつれるエピソードは他に無いのだよ。より正確に言い直そう。メルダと山本の空戦とかマゼランパフェとか、そういう夾雑物無しに、地球人とガミラス人が見つめ合い、殴り合うエピソードは他に無い。結局、最後に主人公と敵の大将が殴り合っちゃう青6OVAと、最後に山本とメルダが殴り合っちゃうヤマト2199第10話は同じようなものなんだよ」

「個室にこもらないってことだね」

「そうだ。直接拳で語り合う」

オマケ §

「青6の4巻を見ていて思ったこと」

  • OVA青6の自動航法室にはおっさんが眠っていた
  • 真上と真下から来るよ
  • ノボという名のシドがいる

オマケ2 §

「青6の4巻を見ていて思ったこと」

「それはなんだい?」

「映像としても物語としても既に完成されている。初のフルCGアニメだから未熟ってことは何も無い。当然だ。単にアニメの世界で初と言っているだけでこの時点でCGは成熟している。物語の作り方も成熟している。何の不安もない。良いものがいきなり出てきても何らおかしくはない」

「なんでそんなことを言うの?」

「ヤマト復活篇が全く不安の無い映像を伴って、最初から完全な形で出てきたのと同じだよ」

「そこかい」

「でもね。青6OVAは産まれてくるのが早すぎた。10年か20年か30年か何年か分からないけどね。とりあえず、ナガトワンダーがヤマトワンダーでは無いことを受け止めるだけでも凄くハードルが高い。そこは渋くて凄く良いポイントで、まさにおいらを楽しませたポイントだけどね。でも、ハードルは高い」

「楽しそうだね」

「楽しめる作品だからな。でも十分に楽しめる作品を、お約束に合致しないと貶めるのがオタクという人種だ。アンサイクロペディアを見るとCGの【他にウリなんかない】なんて強調して書いてあるけど、どこに目を付けてるのかね。まさにオタクは見る目が無い人種だと自分から宣伝してるようなものだ」

「わざわざ強調してるのか」

「自分の無能さを強調してるように見えてしまうとは思わないのかね」

オマケIII §

「というわけで、青の6号に対して、緑のUX01号がここにある」

「あとは赤い仮面のV3があれば完璧だね」

「何か違う……」

オマケの6号 §

「しかし、まさか青6でヤマト2199のミステリーが解けるとは思わなかった」

「話はそれだけかい?」

「実はね、青6の第4巻のメイキングに、草彅琢仁さんが出てくるの」

「ヤマト2199のあの人?」

「そうそう。同じ人」

「まさに一粒で2度美味しいわけだね」

「ちなみに、小林誠さん関係のつながりでLAST EXILEにも注目している場合、村田蓮爾さんという名前にも行ける作品だ」

「えー」

「ついでに、小林誠さん関係のつながりでFF:Uにも注目している場合、前田真宏監督にも行き着くぞ」

「おまえに相応しいソイルは決まったわけだね」

「そうだ。6号のディープシーブルーだ」

オマケに相応しいソイルは決まった §

「で、なんで青6OVAをずっと見てなかったわけ?」

「おいら、707は読んだけど、青6は読んでなかったから」

「それだけの理由かい」

「でも、707ならOKというなら、707Rも見ないと嘘なんだけどね。あれはこのあとで見るよ」

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ヤマト2199第10話は、なぜ戦闘主体ではないエピソードをあれほど上手く描けたのか

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「ヤマト2199には謎が多い」

「えー」

「そのうちの1つは、第10話だ」

「異次元空洞からの脱出だね」

「そうだ。このエピソードは特に出来がいい。なぜだろうか。映像も凄くいいし、ドラマもしっかりしている。とても良く出来ている。しかも、戦闘主体ではないのだ」

「戦闘主体ではない人間ドラマは、とりあえず戦闘の刺激に逃げられないという意味で難しいわけだね」

「そうだ。だからさ。本当は何も起きない日常のドラマはありなのだけど、それは取りあえず事件が起こるドラマよりももっと難しい。その難しさを認識しないまま作ってもろくなもんはできない」

「そろそろ本題に入ってくれよ」

「うん。1つ1つ解き明かしていくと分かってくることもある。第10話の絵コンテの千明孝一さんとは、LAST EXILE, ブレイブストーリー、幽幻怪社第1話の監督であり、青の6号OVAの演出であった」

「それで?」

「LAST EXILEと幽幻怪社は知ってるからブレイブストーリーと青の6号は見たよ」

「つまり、青の6号を見るのも純然たるヤマトネタの延長ってことだね」

「そうだ」

「それで?」

「青の6号OVAは、一部のファンが待ち望んだ青6ではない、というのは良く分かる。しかし、もの凄くよく出来てる。しかも面白い。それが受容可能かは別としてね、もっともオタクとはもの凄く様々なものを受容できない狭すぎる人種だからそこは捨て置いて良い」

「ひ~」

「問題はここからだ。青6OVAというのは、実は戦闘ものではない。戦闘はあるのだが、第2話で主人公は決定的な敗北を喫してしまう。それ以後の戦闘はまさにオマケ、背景でしかない。その代わりに浮上するのは敵との疑心と和解の物語だ」

「それにどんな意味があるわけ?」

「戦闘が背景に行って、敵との疑心と和解の物語というのはまさにヤマト2199第10話の内容と一致する。おそらく、そのあたりの感覚を了解した上で千明孝一さんに依頼が行っているのではないだろうか」

「むむ」

「だからさ。ガミラス側とヤマト側の感情がここまでもつれるエピソードは他に無いのだよ。より正確に言い直そう。メルダと山本の空戦とかマゼランパフェとか、そういう夾雑物無しに、地球人とガミラス人が見つめ合い、殴り合うエピソードは他に無い。結局、最後に主人公と敵の大将が殴り合っちゃう青6OVAと、最後に山本とメルダが殴り合っちゃうヤマト2199第10話は同じようなものなんだよ」

「個室にこもらないってことだね」

「そうだ。直接拳で語り合う」

オマケ §

「青6の4巻を見ていて思ったこと」

  • OVA青6の自動航法室にはおっさんが眠っていた
  • 真上と真下から来るよ
  • ノボという名のシドがいる

オマケ2 §

「青6の4巻を見ていて思ったこと」

「それはなんだい?」

「映像としても物語としても既に完成されている。初のフルCGアニメだから未熟ってことは何も無い。当然だ。単にアニメの世界で初と言っているだけでこの時点でCGは成熟している。物語の作り方も成熟している。何の不安もない。良いものがいきなり出てきても何らおかしくはない」

「なんでそんなことを言うの?」

「ヤマト復活篇が全く不安の無い映像を伴って、最初から完全な形で出てきたのと同じだよ」

「そこかい」

「でもね。青6OVAは産まれてくるのが早すぎた。10年か20年か30年か何年か分からないけどね。とりあえず、ナガトワンダーがヤマトワンダーでは無いことを受け止めるだけでも凄くハードルが高い。そこは渋くて凄く良いポイントで、まさにおいらを楽しませたポイントだけどね。でも、ハードルは高い」

「楽しそうだね」

「楽しめる作品だからな。でも十分に楽しめる作品を、お約束に合致しないと貶めるのがオタクという人種だ。アンサイクロペディアを見るとCGの【他にウリなんかない】なんて強調して書いてあるけど、どこに目を付けてるのかね。まさにオタクは見る目が無い人種だと自分から宣伝してるようなものだ」

「わざわざ強調してるのか」

「自分の無能さを強調してるように見えてしまうとは思わないのかね」

オマケIII §

「というわけで、青の6号に対して、緑のUX01号がここにある」

「あとは赤い仮面のV3があれば完璧だね」

「何か違う……」

オマケの6号 §

「しかし、まさか青6でヤマト2199のミステリーが解けるとは思わなかった」

「話はそれだけかい?」

「実はね、青6の第4巻のメイキングに、草彅琢仁さんが出てくるの」

「ヤマト2199のあの人?」

「そうそう。同じ人」

「まさに一粒で2度美味しいわけだね」

「ちなみに、小林誠さん関係のつながりでLAST EXILEにも注目している場合、村田蓮爾さんという名前にも行ける作品だ」

「えー」

「ついでに、小林誠さん関係のつながりでFF:Uにも注目している場合、前田真宏監督にも行き着くぞ」

「おまえに相応しいソイルは決まったわけだね」

「そうだ。6号のディープシーブルーだ」

オマケに相応しいソイルは決まった §

「で、なんで青6OVAをずっと見てなかったわけ?」

「おいら、707は読んだけど、青6は読んでなかったから」

「それだけの理由かい」

「でも、707ならOKというなら、707Rも見ないと嘘なんだけどね。あれはこのあとで見るよ」

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