2014年07月28日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 3515 count

新メカコレ・デウスーラII世感想

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「そういうことか」

「わあ。銃を向けないで山本ちゃん。おいらメルダじゃないよ」

「おまえもパイロットなのだろう。私たちの間でそんなものは不要だ」

「それで何の話だい?」

「新メカコレ・デウスーラII世は凄かったが何が足りないのかが良く分かった」

「出来はどうだい?」

「壮絶なまでに細かい。旧メカコレのコスモタイガー組み立て中と並べて見れば一目瞭然だ。デウスーラII世塗装済み完成品。キットは一色」

デウスーラ

「なるほど」

「凄い密度で圧倒されるよ」

「何か問題はあった?」

「少しきつい箇所があって、流し込み接着剤を流しつつ押し込んだ」

「接着剤は固定するためのものだろう? 潤滑剤にみたいに使えるのかい?」

「流し込み接着剤とは要するにプラを溶かす溶剤だからな。表面が溶けて押し込みやすくなる。上手く押し込めない古いキットを組むための常識的なテクニック……らしいぞ。他の人も使ってた」

「ちょっと待て。古いキット? これは最新キットだろう? しかも正確に組みたてられるバンダイのキットだろう?」

「もしかしたら暑さによるパーツの膨張という要素があるかも知れないが、ともかく【精密に狙いすぎ】という印象も持った」

「精密さが行きすぎ?」

「それはまたあとで取り上げる話題とも関連する」

「じゃあ、先に質問するけど、このコスモタイガーは未完製品?」

「そうだ」

「なんで今更コスモタイガーなんて作ろうと思ったの?」

「いい質問だ。新宿ヨドバシの旧メカコレコーナー、縮小する一方だ。ヤマト模型の大幅縮小とか撤退の気配は無いが、旧メカコレコーナーは縮小しつつあって、既に全種類を置いていない」

「なんでだよ」

「新メカコレが続々と出てくるからだろう」

「な、なるほど。世代交代か」

「でもね。だからこそ、今旧メカコレを作っておきたい気持ちがあるわけだ」

「なるほど。消えゆく模型はそれはそれとして大切ってことだね」

「実は新旧メカコレを比較すると旧メカコレに期待する気持ちの方が大きい」

「なぜ?」

「気になって横目で見ていたが組まなかったトラウマの解消になるからだ」

「なるほど」

「ちなみに、旧メカコレの大戦艦の本当のウィークポイントがやっと分かってきた」

「それはなんだい?」

「台座パーツが弱すぎる。実は台座パーツが折れて破損した事例がこちらではいくつも出てきている。本体が重いのに台座が弱すぎるのだ」

「台座を自作した方が良いってことだね」

古代艦沖田艦の話 §

「さて、もうオークションで売ってしまったが旧メカコレの古代艦、沖田艦の話をしよう」

「デウスーラの感想はどうした」

「その前にこの話だ」

「何がいいたい」

「この2つのキットはディティールがスカスカで何かを補わないと見栄えが良くない。なので、塗装とジャンクパーツでお化粧した」

「それで?」

「実はね。このデウスーラ、ジャンクパーツは使っていないが、モールドを無視した塗装によるお化粧は実行しているのだ。旧メカコレの沖田艦でやったテクニックがそのまま新メカコレのデウスーラII世で生きたのだ」

「どうしてだよ」

「これだけの宇宙船で、窓がブリッジにしかないとしたらそれはおかしい。より正確に言えば、感覚として窓があった方が分かりやすい。しかし、設定上の窓がどうなっているのかまでは確認していないが、細かすぎて塗りようがない。大ざっぱにデフォルメした窓を塗ることになるが、それに対応するモールドなんてあるわけがない。結局、この辺に窓があると感覚的にそれっぽいかな、という場所に窓を描いていくことになる」

「それが沖田艦で使ったテクニック?」

「そうそう」

「それを使ってどう思った?」

「ああそうか。これか……と思ったよ」

「これか?とは?」

「バンダイのキットは、ひたすら80点の模型を作るためのハードルを下げてきた。あと一息の追加作業を行うと90点まで行ける。誰でも行ける。お膳立ては完璧だ」

「完璧ならいいじゃないか」

「違うのだ。それにも関わらずどのキットにも必ず隙があって、そのままでは100点に行けないし、0点から100点に続く数直線から離れて複素数平面に漂い出でる方法論は最初から想定すらしていない」

「それはどういうことだい?」

「小さな箱庭が無限に詳細化されていくが、どれほど詳細化されても現実とイコールにはならない。どこかに綻びがあり、常にそれは箱庭でしかないことが意識させられてしまう」

「デウスーラII世にも隙はあるのかい?」

「ある。実は精密に船体の中にコアシップが埋まっているモールドがあるのだが、うっかり見ていると見過ごすぐらい。でも、ここは独立した別パーツが取り込まれているわけで、それを見せることは本来なら見せ場のはずだ。自分が作ったデウスーラは、コアシップ部だけちょっと違う色にしてある」

「なるほど」

「そもそも鬼のように細かいパーツは事実上改造できない。それに匹敵するモールドを自分で掘れないからだ」

「分かった。それが数直線から逸脱できないってことだね」

「そもそもマスキングしなくても塗り分けられるパーツ分割は、【別の塗り方】を意図したときは無駄な手間が増えるだけ」

「数直線に載っている限りはメリットだけど、そこから逸脱しようとした瞬間にデメリットに化けるわけだね?」

「その世界はハイパーウェポン2014的に言えば魔改造の世界だが、その世界はもともとある世界だ」

「もともと?」

「子供の頃に、プラバンとゴムパイプを使ってゼロエックスに武装を追加していた子供だったよ」

「なんて奴だ」

「実は改造素材という観点で見ていくと、旧キットの方が扱いやすいという倒錯が生じていき、ガンプラの世界でも【モナカキット賛美】の傍流が生じてしまう」

「つまり、バンダイが悪い?」

「そう決めつけるのは短絡だ。実際には、より正確に設定に近づけることだけを是とする消費者側にもある」

「それは最終的なゴールは1つで、それに近づけることがモデリングだという考え方?」

「そうだ。選択肢が存在しない」

「それってただの奴隷?」

「自ら望んで奴隷になることを通じて、君たちは素晴らしい、価値があるというメッセージを受け取る。当事者には素晴らしいwin-win関係だよ。彼らに商品を買い続ける金がある限りは」

「ひ~」

「そして、これはアニメはアートではないという1つの事例とも言える」

「アートの場合はどうなるの?」

「1つのゴールが提示され、それに限り無く近づけていくことを競うアーティストなんていないってことだ。自分の世界を構築してそれで勝負するのが大前提。模写はあくまで技術の修業のため。模写だけしかしないとすれば、その人はアーティストとは言えない。絵画職人だよ」

「ならば聞くが、魔改造はアート的と言えるのかい?」

「やり方によってはな」

「君はアートを指向しているのかい?」

「おいらの模型はアートではないよ。でも、アートは参考になっている」

「どこを参考にしているんだよ」

「アート作品の立体造形物を見ると、細部の塗り分けなんて雑。塗りもいい加減。全体を見ると印象が良いだけ。というわけで、おいらもパッと見の印象だけを重視して細部は雑に塗ってるぜ! まあこれはアニメの模型という観点ではNGなんだけどね。入門書の最初に書いてある【丁寧に作りましょう】という大目標に最初から背を向けた上であかんべえをしているぐらいの暴挙。だから、模型のコンテストに出しても絶対に入賞なんかしないよ。基礎工作ができていない、というレベルで予選落ちさ」

「予選落ちするような模型をわざわざ作っているわけ?」

「そうさ。空戦は先に見つけた方の勝ちなんだ。プラモは消費した方の勝ちなんだ。過剰に手間をかけ過ぎて完成すらしないのは敗北そのもの。そもそもプラモは大量生産大量消費しないと商品として成立しないんだ」

「それは、消費するための指針を示していないという意味で、模型誌はNGってことかい?」

「そうとも言い切れないよ」

「なんで?」

「客もまた消費するより夢を買いたい人達だから」

「ぎゃふん」

オマケ §

「2014/7/26に買った模型の意味を説明してくれ」

新メカコレデウスーラII世×2 §

「新作なので買った。1つは作って上の写真の通り」

「買った理由は質問するまでも無いね」

「新作で新作は常に未知だ」

旧メカコレヤマト §

「なぜ新メカコレのヤマト2199ではないの?」

「船体のライン、パーツの分割などはこっちの方が好みだと分かったので。それに喫水線で色を分割しない塗り方をしてみたかったのだ。その場合、一色成形のこっちが有利」

旧メカコレコスモタイガー §

「いや、なんとなく。旧メカコレの艦載機ものは作りたかったので。大きい模型は負担が大きいことがブラックタイガーで既に分かっていたので旧メカコレ」

「上の写真のやつ?」

「そう」

「なんで青いの?」

「ヤマト艦載機がヤマト1974第2話でヤマトを襲った艦載機と似た配色だと皮肉で面白いかなと思って」

旧メカコレアンドロメダ §

「アンドロメダはいつか作ろうと思っていたんだ」

「それだけかよ」

旧メカコレデスラー艦 §

「2代目デスラー艦大人気だからな。人気の秘密を確認するためにも作らなくてはならない」

「新メカコレではダメなの?」

「ダメだね。デスラー砲と瞬間物質移送機が付いたデスラー艦はヤマト2199には出てこない。模型も期待薄だ」

旧メカコレラジェンドラ §

「なんとなく。ストレス解消で」

「何か意図はあるかい?」

「過去のラジェンドラは全部砲塔が開いた状態で組んであるが閉じた状態で組むのも面白いかなと思って」

「ラジェンドラ天はどうした」

「どう塗ればドラ天か分からない以上無理無理」

FGザク §

「なぜFGザク?」

「自分が知る限りいちばん良いザクなので」

「どこがいいの?」

  • 一色成形
  • 可動が少ない
  • パーツ数がそれほど多くない
  • 出来も悪くない
  • 安い

「なんか、一色成形とか可動が少ないとか、それは普通のガンプラモデラーにはマイナス要素じゃないの?」

「しかし、好きなように塗るにはその方が有利なのだ」

「色は自分が決めるってことだね」

「そうだ。何人たりともおいらの模型の色を強制はさせん」

「設定無視でも?」

「そうだ。魔界の扉は開かれた」

「魔改造の扉じゃないのか?」

「それは別の話だって」

「ところで、これはバイクに乗せるために買ったの?」

「いいや。それを思い付いたにはこれを買った後、もしバイクに乗せるならもっと可動が多い方が有利」

「ハンドルを握れないとダメなのだね」

買わなかった模型 §

「店にWLのサラトガが積んであった。おお愛しのサラよ、今は君を作ってあげられる余力が無いんだ。許しておくれ」

「買わなかったわけだね?」

「あとWLの夕張も見送った。本当は作ってみたいんだけどね」

「メカコレ買わずにそっち買えば良かったじゃないか」

「ヒストリカルな模型は手間が数倍に膨れるんだよ。軽巡一隻でメカコレ数点よりも手間が掛かる」

買えなかった模型 §

「買えなかった模型ってなに?」

「うん。サンダーバート1号風のコスモハウンドを入れたケースが半分余っているので、2号風の何かを入れたいと思って探したけど、2号に見立てられそうなキットが1つも見つからなかった」

「なんてこった」

「いっそデスラー艦をサンダーバード3号風に赤く塗ってみようか。3のデカールも貼って」

オマケ §

「旧メカコレのアンドロメダの艦首パーツを見て思った」

「なんで?」

「これはウルトラセブンの目だ」

オマケ2 §

「デウスーラII世、2個買って1個作ったけど、早くもピンチ」

「なぜだよ」

「デウスーラII世はデウスーラII世にしかならない。同型艦も無い。キットの2個目を作る意味ってあるんだろうか。何かに見立てられるような構造でもない。精密すぎだし、自己主張も強すぎてデウスーラII世にしか見えない」

「100%君のオリジナルで」

「その発想がダメなのだよ」

「なんで?」

「100%頭の中から取りだしたイメージは陳腐でつまらんと相場が決まっておる」

「なんで?」

「頭の中のイメージはほぼ全て過去に見た何かで、実際に取り出してみるとそれほど素晴らしくはないのだ」

「君の対処は?」

「プラモっていうのは100%自由にならない外部からの闖入者。それを100%活かさずにパーツだけ活かして何かを作るというのは、50%を外来に任せ、50%だけ自分で考える世界。それを50+50から100に変えるには、摺り合わせを考えなくてはならないの。そこに創造が産まれるわけだ」

オマケイントゥザダークネス §

「デウスーラ改めデスウフーラとでもしようか」

「なんだそれは」

「突然相原にライバル出現。黒人女性が通信長の椅子を狙う。死になさい相原さん、あなたにの時代は終わったのよ」

「デウスーラII世関係ねえ!」

オマケIII §

「じゃあゼルグートIII世とでもしようか」

「なんだそれは」

「デスラー抹殺に成功したゼーリックが赤く塗って自らの旗艦にして乗り回すのだ」

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宇宙戦艦ヤマトとその時代【Kindle版電子書籍】 §

 宇宙戦艦ヤマト成立の時代背景を検証した研究書です。ブログに書いていない話題も多く収録しています。是非お読みください。Android/iPhone/iPad/Windows PCなどですぐ読めます。Webブラウザ用のリーダーもAmazonから提供されています。

同人小説(PDF形式、無料ダウンロード可能) §

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新メカコレ・デウスーラII世感想

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「そういうことか」

「わあ。銃を向けないで山本ちゃん。おいらメルダじゃないよ」

「おまえもパイロットなのだろう。私たちの間でそんなものは不要だ」

「それで何の話だい?」

「新メカコレ・デウスーラII世は凄かったが何が足りないのかが良く分かった」

「出来はどうだい?」

「壮絶なまでに細かい。旧メカコレのコスモタイガー組み立て中と並べて見れば一目瞭然だ。デウスーラII世塗装済み完成品。キットは一色」

デウスーラ

「なるほど」

「凄い密度で圧倒されるよ」

「何か問題はあった?」

「少しきつい箇所があって、流し込み接着剤を流しつつ押し込んだ」

「接着剤は固定するためのものだろう? 潤滑剤にみたいに使えるのかい?」

「流し込み接着剤とは要するにプラを溶かす溶剤だからな。表面が溶けて押し込みやすくなる。上手く押し込めない古いキットを組むための常識的なテクニック……らしいぞ。他の人も使ってた」

「ちょっと待て。古いキット? これは最新キットだろう? しかも正確に組みたてられるバンダイのキットだろう?」

「もしかしたら暑さによるパーツの膨張という要素があるかも知れないが、ともかく【精密に狙いすぎ】という印象も持った」

「精密さが行きすぎ?」

「それはまたあとで取り上げる話題とも関連する」

「じゃあ、先に質問するけど、このコスモタイガーは未完製品?」

「そうだ」

「なんで今更コスモタイガーなんて作ろうと思ったの?」

「いい質問だ。新宿ヨドバシの旧メカコレコーナー、縮小する一方だ。ヤマト模型の大幅縮小とか撤退の気配は無いが、旧メカコレコーナーは縮小しつつあって、既に全種類を置いていない」

「なんでだよ」

「新メカコレが続々と出てくるからだろう」

「な、なるほど。世代交代か」

「でもね。だからこそ、今旧メカコレを作っておきたい気持ちがあるわけだ」

「なるほど。消えゆく模型はそれはそれとして大切ってことだね」

「実は新旧メカコレを比較すると旧メカコレに期待する気持ちの方が大きい」

「なぜ?」

「気になって横目で見ていたが組まなかったトラウマの解消になるからだ」

「なるほど」

「ちなみに、旧メカコレの大戦艦の本当のウィークポイントがやっと分かってきた」

「それはなんだい?」

「台座パーツが弱すぎる。実は台座パーツが折れて破損した事例がこちらではいくつも出てきている。本体が重いのに台座が弱すぎるのだ」

「台座を自作した方が良いってことだね」

古代艦沖田艦の話 §

「さて、もうオークションで売ってしまったが旧メカコレの古代艦、沖田艦の話をしよう」

「デウスーラの感想はどうした」

「その前にこの話だ」

「何がいいたい」

「この2つのキットはディティールがスカスカで何かを補わないと見栄えが良くない。なので、塗装とジャンクパーツでお化粧した」

「それで?」

「実はね。このデウスーラ、ジャンクパーツは使っていないが、モールドを無視した塗装によるお化粧は実行しているのだ。旧メカコレの沖田艦でやったテクニックがそのまま新メカコレのデウスーラII世で生きたのだ」

「どうしてだよ」

「これだけの宇宙船で、窓がブリッジにしかないとしたらそれはおかしい。より正確に言えば、感覚として窓があった方が分かりやすい。しかし、設定上の窓がどうなっているのかまでは確認していないが、細かすぎて塗りようがない。大ざっぱにデフォルメした窓を塗ることになるが、それに対応するモールドなんてあるわけがない。結局、この辺に窓があると感覚的にそれっぽいかな、という場所に窓を描いていくことになる」

「それが沖田艦で使ったテクニック?」

「そうそう」

「それを使ってどう思った?」

「ああそうか。これか……と思ったよ」

「これか?とは?」

「バンダイのキットは、ひたすら80点の模型を作るためのハードルを下げてきた。あと一息の追加作業を行うと90点まで行ける。誰でも行ける。お膳立ては完璧だ」

「完璧ならいいじゃないか」

「違うのだ。それにも関わらずどのキットにも必ず隙があって、そのままでは100点に行けないし、0点から100点に続く数直線から離れて複素数平面に漂い出でる方法論は最初から想定すらしていない」

「それはどういうことだい?」

「小さな箱庭が無限に詳細化されていくが、どれほど詳細化されても現実とイコールにはならない。どこかに綻びがあり、常にそれは箱庭でしかないことが意識させられてしまう」

「デウスーラII世にも隙はあるのかい?」

「ある。実は精密に船体の中にコアシップが埋まっているモールドがあるのだが、うっかり見ていると見過ごすぐらい。でも、ここは独立した別パーツが取り込まれているわけで、それを見せることは本来なら見せ場のはずだ。自分が作ったデウスーラは、コアシップ部だけちょっと違う色にしてある」

「なるほど」

「そもそも鬼のように細かいパーツは事実上改造できない。それに匹敵するモールドを自分で掘れないからだ」

「分かった。それが数直線から逸脱できないってことだね」

「そもそもマスキングしなくても塗り分けられるパーツ分割は、【別の塗り方】を意図したときは無駄な手間が増えるだけ」

「数直線に載っている限りはメリットだけど、そこから逸脱しようとした瞬間にデメリットに化けるわけだね?」

「その世界はハイパーウェポン2014的に言えば魔改造の世界だが、その世界はもともとある世界だ」

「もともと?」

「子供の頃に、プラバンとゴムパイプを使ってゼロエックスに武装を追加していた子供だったよ」

「なんて奴だ」

「実は改造素材という観点で見ていくと、旧キットの方が扱いやすいという倒錯が生じていき、ガンプラの世界でも【モナカキット賛美】の傍流が生じてしまう」

「つまり、バンダイが悪い?」

「そう決めつけるのは短絡だ。実際には、より正確に設定に近づけることだけを是とする消費者側にもある」

「それは最終的なゴールは1つで、それに近づけることがモデリングだという考え方?」

「そうだ。選択肢が存在しない」

「それってただの奴隷?」

「自ら望んで奴隷になることを通じて、君たちは素晴らしい、価値があるというメッセージを受け取る。当事者には素晴らしいwin-win関係だよ。彼らに商品を買い続ける金がある限りは」

「ひ~」

「そして、これはアニメはアートではないという1つの事例とも言える」

「アートの場合はどうなるの?」

「1つのゴールが提示され、それに限り無く近づけていくことを競うアーティストなんていないってことだ。自分の世界を構築してそれで勝負するのが大前提。模写はあくまで技術の修業のため。模写だけしかしないとすれば、その人はアーティストとは言えない。絵画職人だよ」

「ならば聞くが、魔改造はアート的と言えるのかい?」

「やり方によってはな」

「君はアートを指向しているのかい?」

「おいらの模型はアートではないよ。でも、アートは参考になっている」

「どこを参考にしているんだよ」

「アート作品の立体造形物を見ると、細部の塗り分けなんて雑。塗りもいい加減。全体を見ると印象が良いだけ。というわけで、おいらもパッと見の印象だけを重視して細部は雑に塗ってるぜ! まあこれはアニメの模型という観点ではNGなんだけどね。入門書の最初に書いてある【丁寧に作りましょう】という大目標に最初から背を向けた上であかんべえをしているぐらいの暴挙。だから、模型のコンテストに出しても絶対に入賞なんかしないよ。基礎工作ができていない、というレベルで予選落ちさ」

「予選落ちするような模型をわざわざ作っているわけ?」

「そうさ。空戦は先に見つけた方の勝ちなんだ。プラモは消費した方の勝ちなんだ。過剰に手間をかけ過ぎて完成すらしないのは敗北そのもの。そもそもプラモは大量生産大量消費しないと商品として成立しないんだ」

「それは、消費するための指針を示していないという意味で、模型誌はNGってことかい?」

「そうとも言い切れないよ」

「なんで?」

「客もまた消費するより夢を買いたい人達だから」

「ぎゃふん」

オマケ §

「2014/7/26に買った模型の意味を説明してくれ」

新メカコレデウスーラII世×2 §

「新作なので買った。1つは作って上の写真の通り」

「買った理由は質問するまでも無いね」

「新作で新作は常に未知だ」

旧メカコレヤマト §

「なぜ新メカコレのヤマト2199ではないの?」

「船体のライン、パーツの分割などはこっちの方が好みだと分かったので。それに喫水線で色を分割しない塗り方をしてみたかったのだ。その場合、一色成形のこっちが有利」

旧メカコレコスモタイガー §

「いや、なんとなく。旧メカコレの艦載機ものは作りたかったので。大きい模型は負担が大きいことがブラックタイガーで既に分かっていたので旧メカコレ」

「上の写真のやつ?」

「そう」

「なんで青いの?」

「ヤマト艦載機がヤマト1974第2話でヤマトを襲った艦載機と似た配色だと皮肉で面白いかなと思って」

旧メカコレアンドロメダ §

「アンドロメダはいつか作ろうと思っていたんだ」

「それだけかよ」

旧メカコレデスラー艦 §

「2代目デスラー艦大人気だからな。人気の秘密を確認するためにも作らなくてはならない」

「新メカコレではダメなの?」

「ダメだね。デスラー砲と瞬間物質移送機が付いたデスラー艦はヤマト2199には出てこない。模型も期待薄だ」

旧メカコレラジェンドラ §

「なんとなく。ストレス解消で」

「何か意図はあるかい?」

「過去のラジェンドラは全部砲塔が開いた状態で組んであるが閉じた状態で組むのも面白いかなと思って」

「ラジェンドラ天はどうした」

「どう塗ればドラ天か分からない以上無理無理」

FGザク §

「なぜFGザク?」

「自分が知る限りいちばん良いザクなので」

「どこがいいの?」

  • 一色成形
  • 可動が少ない
  • パーツ数がそれほど多くない
  • 出来も悪くない
  • 安い

「なんか、一色成形とか可動が少ないとか、それは普通のガンプラモデラーにはマイナス要素じゃないの?」

「しかし、好きなように塗るにはその方が有利なのだ」

「色は自分が決めるってことだね」

「そうだ。何人たりともおいらの模型の色を強制はさせん」

「設定無視でも?」

「そうだ。魔界の扉は開かれた」

「魔改造の扉じゃないのか?」

「それは別の話だって」

「ところで、これはバイクに乗せるために買ったの?」

「いいや。それを思い付いたにはこれを買った後、もしバイクに乗せるならもっと可動が多い方が有利」

「ハンドルを握れないとダメなのだね」

買わなかった模型 §

「店にWLのサラトガが積んであった。おお愛しのサラよ、今は君を作ってあげられる余力が無いんだ。許しておくれ」

「買わなかったわけだね?」

「あとWLの夕張も見送った。本当は作ってみたいんだけどね」

「メカコレ買わずにそっち買えば良かったじゃないか」

「ヒストリカルな模型は手間が数倍に膨れるんだよ。軽巡一隻でメカコレ数点よりも手間が掛かる」

買えなかった模型 §

「買えなかった模型ってなに?」

「うん。サンダーバート1号風のコスモハウンドを入れたケースが半分余っているので、2号風の何かを入れたいと思って探したけど、2号に見立てられそうなキットが1つも見つからなかった」

「なんてこった」

「いっそデスラー艦をサンダーバード3号風に赤く塗ってみようか。3のデカールも貼って」

オマケ §

「旧メカコレのアンドロメダの艦首パーツを見て思った」

「なんで?」

「これはウルトラセブンの目だ」

オマケ2 §

「デウスーラII世、2個買って1個作ったけど、早くもピンチ」

「なぜだよ」

「デウスーラII世はデウスーラII世にしかならない。同型艦も無い。キットの2個目を作る意味ってあるんだろうか。何かに見立てられるような構造でもない。精密すぎだし、自己主張も強すぎてデウスーラII世にしか見えない」

「100%君のオリジナルで」

「その発想がダメなのだよ」

「なんで?」

「100%頭の中から取りだしたイメージは陳腐でつまらんと相場が決まっておる」

「なんで?」

「頭の中のイメージはほぼ全て過去に見た何かで、実際に取り出してみるとそれほど素晴らしくはないのだ」

「君の対処は?」

「プラモっていうのは100%自由にならない外部からの闖入者。それを100%活かさずにパーツだけ活かして何かを作るというのは、50%を外来に任せ、50%だけ自分で考える世界。それを50+50から100に変えるには、摺り合わせを考えなくてはならないの。そこに創造が産まれるわけだ」

オマケイントゥザダークネス §

「デウスーラ改めデスウフーラとでもしようか」

「なんだそれは」

「突然相原にライバル出現。黒人女性が通信長の椅子を狙う。死になさい相原さん、あなたにの時代は終わったのよ」

「デウスーラII世関係ねえ!」

オマケIII §

「じゃあゼルグートIII世とでもしようか」

「なんだそれは」

「デスラー抹殺に成功したゼーリックが赤く塗って自らの旗艦にして乗り回すのだ」

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 宇宙戦艦ヤマト成立の時代背景を検証した研究書です。ブログに書いていない話題も多く収録しています。是非お読みください。Android/iPhone/iPad/Windows PCなどですぐ読めます。Webブラウザ用のリーダーもAmazonから提供されています。

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