「悲報。ヤマト2199星巡る方舟は1000年女王だった。タイトルが方舟だし、何か浮上する感じだし。角張った謎の浮遊物体はTV版1000年女王の方舟っぽいし」
「1000年女王はスターシャなのか」
「って、そんなわけあるかい(ベシッ)」
「じゃあ、赤い戦闘空母が横にいるので、新たなる旅立ち?」
「またイスカンダルに引き返すのは無理。それに1年で成長するという設定だけでも無理があるのに、今すぐ戻っても赤ちゃんすらまだいないぞ」
火焔直撃砲の正体は? §
しかしダガームは空間を超越する謎のビーム兵器による猛攻をかける。
その兵器の名は[火焔直撃砲]。
「なんだろう。火焔直撃砲ではなく、トランスフォーム砲に見えた」
「それはどういうことだい?」
「ゴーランドのミサイル艦隊がミサイルをトランスフォーム砲で撃ち込んできたら、それはピンチだ」
「じゃあ、火焔直撃砲の旗艦の名前はメダルーサではなく……」
「ギャラクシス級のクレストIIIだ!」
「違うだろ」
オマケ §
「山本。というわけで、劇場版で使用する君の新機体が決まった」
「コスモゼロα2に代わる新しい機体ですね?」
「そうだ。26倍ぐらいパワーアップするぞ」
「どんな機体ですか?」
「零戦52型だ。ほら2×26=52だろ?」
「……」
「そんな顔をするな。自分はP-38で出ることになる」
「ガミラスのスパイで裏切り者だが最後は【私は沖田艦長の部下だぁ~~~~】って超巨大戦艦に体当たりする役どころですね?」
「照れるなあ」
「誉めてません」
「零戦が嫌なら、陸戦隊にまわってくれ。歴史博物館から持ち出した旧式銃器で宇宙からの侵略者ガトランディスと戦うぞ」
「……」
「そんな顔をするな。ヤマトの陸戦隊は空間騎兵隊のことだぞ」
「そんな映画完成前の前段階の設定の話をされても困ります」
「じゃあ、ネタバレになるけど映画の結末を教えてやろう」
「いいです」
「そう言うな。実は1000年女王が死んでしまうんだ。戦争をやめてください、イスカンダリウムが欲しいのなら差し上げますと言って自爆しちゃうんだ。で、歴代1000年女王に見送られて宇宙に戻って行くの」
「……」
オマケ2 §
「すまんすまん。全部嘘だから本当のことを教えるよ」
「頼みますよ古代さん」
「浮上する方舟とは都市衛星ウルクのことなんだ。選ばれた人達を乗せて洪水で滅び行く星から脱出するぞ」
「……」
「君が乗る新メカはニューコスモタイガーα2だ。ロボットホースと戦うぞ」
「楽勝に思えますが」
「そう思うだろ? でも発艦口が開かないんだ。何しろ島が死んでしまったからな。ヤマトの艦尾を持ち上げられない」
「島さんが?」
「ああ、仲村秀生さんの訃報が流れたばかりだ」
「……」
「そんな顔をするな。良いニュースもあるぞ」
「なんですか?」
「山本。君がいれば、1本足りないコスモタイガー山木隊の出番は無い」
「……」