2014年10月04日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記total 4765 count

書籍【ASP.NET MVC5実践プログラミング】の感想

Written By: 川俣 晶連絡先

「おおむね、一読した」

「これは何の本?」

「ASP.NET MVC5の技術解説書」

「なぜ読んだの?」

「開発していたCLOUD4がYAMATO DRIVEに変わった時点で、実はWebフォームとjQuery Mobileの共存に問題が出たので、その時点でASP.NET MVCに切り替えた。しかし、見よう見まねで使っているだけできちんと理解しているわけでもないし、【こんなもんかな】と書いたら通ったコードをそのまま使っている部分もある。どこかでASP.NET MVCをちゃんと勉強しないといかんなという気はしていた」

「ASP.NET MVCに移行するタイミングが遅すぎるような気がするけど」

「MVCはイマイチ使えない思想なので二の足を踏んだ。ModelとViewとControllerって完全に分離できないことが珍しくないので。どちらかといえば机上の空論」

「じゃあ、Webフォームならいいわけ?」

「あっちはあっちで別の意味で変態技術。使いこなしに凄いノウハウが要る」

「どっちもどっち?」

「そう。ただし、ASP.NET MVCの方が少しだけ生のHTTPとHTMLに近いので、問題が出にくい。まあ、そこがポイントだから移行したわけだけどね」

「移行は成功した?」

「あまり成功していない。Webフォームが変態ならMVCは別の意味で変態だった」

「勉強が必要になるわけだね」

「そうそう。前提をきちんと知らないと使えるものも使えない」

「じゃあ、OSSの世界に行けよ」

「そっちは、もっと変態が多いからヤダ」

「……」

ASP.NET MVC5実践プログラミング §

「それで、これを読んでASP.NET MVCはより分かった?」

「いろいろ勉強になった。知らないこともあったし、使っているが曖昧だったこともいろいろ明確になった」

「じゃあ、これは良い本だと思って良いの?」

「取りあえず、スキャフォールディングのところは書いてある通りに操作したら一瞬でCRUD機能が生成できたので、良いと思う」

「特に良かったと思ったのはどこ?」

「ASP.NET Identityにまで言及していたことかな。認証は意外と脂っこい」

「他には?」

「XSLTを使ったサンプルがあったにも面白かった。Web APIはMVCの一部ではないが、説明があったのも良かったな。ルーティングとかエンティティのあたりも、既に使っていたとはいえ、かなりクリアになった」

「じゃあ、逆に不満点はあった?」

「黙ってデータベースとしてSQLが前提になっているところは、ちょっといかんなと思った。今どきSQLは唯一のデファクトでもない。いや、厳密に言えば昔からそうなんだけど。昔は強引にSQLをデファクトと言い張れた時代もある。しかし、今はそうでもない」

「実際に君の前にあるデータストレージはAzure Storageだってことだね」

「そうそう。安くて大容量のストレージがそこにあるのに、ちょっとしたデータを保管するだけでなんで手間も時間も掛かるSQL Azureを契約せにゃならんの?」

「なんでそうなるの?」

「Azure SDK入れないで単なるMVCアプリケーション作るとデフォルトでSQL Server使うことになるからかな。でもAzureに配置する前提だと標準データストレージは、Azure Strogeになる」

「それがAzure屋としての君のぼやきだね」

「まあそういう文句はここで言ってもしょうがない」

「なんで?」

「そもそも、MSにも他の場所にもSQL前提の技術が山のようにあるからさ」

「ぎゃふん。他に何か言いたいことはある?」

「うーん。そうだな。この本ではTypeScriptが少し取り上げられているが、記述量も少ないし説明もはっきりしないから、興味があるならちゃんとTypeScriptの入門書を買って読もう。おいらの著書でもいいぞ。かなり言ってることが違っているはずだから」

「でもASP.NET MVCの知識はこっちの方がいいわけだね?」

「だって、おいらのTypeScript入門書ではどれもMVCに言及してないもの。サーバ側に特定の技術を想定しないクライアント側の技術解説だから」

「ぎゃふん」

追記 2014/10/04 15:58 §

「どうも、ぎりぎりのタイミングでこの本で言及されていたRedisSessionStateProviderが正式版になっていたようだ」

http://kendik.hatenablog.com/entry/2014/09/29/022937

「実際にはどうなの?」

「まだ見てない。それに、すぐ見られない。これから外出予定があるんだ」

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「おおむね、一読した」

「これは何の本?」

「ASP.NET MVC5の技術解説書」

「なぜ読んだの?」

「開発していたCLOUD4がYAMATO DRIVEに変わった時点で、実はWebフォームとjQuery Mobileの共存に問題が出たので、その時点でASP.NET MVCに切り替えた。しかし、見よう見まねで使っているだけできちんと理解しているわけでもないし、【こんなもんかな】と書いたら通ったコードをそのまま使っている部分もある。どこかでASP.NET MVCをちゃんと勉強しないといかんなという気はしていた」

「ASP.NET MVCに移行するタイミングが遅すぎるような気がするけど」

「MVCはイマイチ使えない思想なので二の足を踏んだ。ModelとViewとControllerって完全に分離できないことが珍しくないので。どちらかといえば机上の空論」

「じゃあ、Webフォームならいいわけ?」

「あっちはあっちで別の意味で変態技術。使いこなしに凄いノウハウが要る」

「どっちもどっち?」

「そう。ただし、ASP.NET MVCの方が少しだけ生のHTTPとHTMLに近いので、問題が出にくい。まあ、そこがポイントだから移行したわけだけどね」

「移行は成功した?」

「あまり成功していない。Webフォームが変態ならMVCは別の意味で変態だった」

「勉強が必要になるわけだね」

「そうそう。前提をきちんと知らないと使えるものも使えない」

「じゃあ、OSSの世界に行けよ」

「そっちは、もっと変態が多いからヤダ」

「……」

ASP.NET MVC5実践プログラミング §

「それで、これを読んでASP.NET MVCはより分かった?」

「いろいろ勉強になった。知らないこともあったし、使っているが曖昧だったこともいろいろ明確になった」

「じゃあ、これは良い本だと思って良いの?」

「取りあえず、スキャフォールディングのところは書いてある通りに操作したら一瞬でCRUD機能が生成できたので、良いと思う」

「特に良かったと思ったのはどこ?」

「ASP.NET Identityにまで言及していたことかな。認証は意外と脂っこい」

「他には?」

「XSLTを使ったサンプルがあったにも面白かった。Web APIはMVCの一部ではないが、説明があったのも良かったな。ルーティングとかエンティティのあたりも、既に使っていたとはいえ、かなりクリアになった」

「じゃあ、逆に不満点はあった?」

「黙ってデータベースとしてSQLが前提になっているところは、ちょっといかんなと思った。今どきSQLは唯一のデファクトでもない。いや、厳密に言えば昔からそうなんだけど。昔は強引にSQLをデファクトと言い張れた時代もある。しかし、今はそうでもない」

「実際に君の前にあるデータストレージはAzure Storageだってことだね」

「そうそう。安くて大容量のストレージがそこにあるのに、ちょっとしたデータを保管するだけでなんで手間も時間も掛かるSQL Azureを契約せにゃならんの?」

「なんでそうなるの?」

「Azure SDK入れないで単なるMVCアプリケーション作るとデフォルトでSQL Server使うことになるからかな。でもAzureに配置する前提だと標準データストレージは、Azure Strogeになる」

「それがAzure屋としての君のぼやきだね」

「まあそういう文句はここで言ってもしょうがない」

「なんで?」

「そもそも、MSにも他の場所にもSQL前提の技術が山のようにあるからさ」

「ぎゃふん。他に何か言いたいことはある?」

「うーん。そうだな。この本ではTypeScriptが少し取り上げられているが、記述量も少ないし説明もはっきりしないから、興味があるならちゃんとTypeScriptの入門書を買って読もう。おいらの著書でもいいぞ。かなり言ってることが違っているはずだから」

「でもASP.NET MVCの知識はこっちの方がいいわけだね?」

「だって、おいらのTypeScript入門書ではどれもMVCに言及してないもの。サーバ側に特定の技術を想定しないクライアント側の技術解説だから」

「ぎゃふん」

追記 2014/10/04 15:58 §

「どうも、ぎりぎりのタイミングでこの本で言及されていたRedisSessionStateProviderが正式版になっていたようだ」

http://kendik.hatenablog.com/entry/2014/09/29/022937

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「まだ見てない。それに、すぐ見られない。これから外出予定があるんだ」

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