2014年11月06日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 1582 count

さらば宇宙戦艦ヤマトの謎謎大行進

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「なぜ今更さらば宇宙戦艦ヤマトなんだよ」

「実はね。最近あることに気づいたの。逆にいえば、偶然にも気づいていなかったの」

「それはなんだい?」

「昔、アンドロメダのメカデザインは良かったと思っていたの。でも、模型がある段階に踏み込んだ瞬間に、あれ? おや?という話に突き当たってしまったの」

「説明しろ」

「実は以下の問題が存在する」

  • アンドロメダの設定画には向きによって格好良いものと悪いものが存在する。バランスが別物。
  • さらば宇宙戦艦ヤマトのアンドロメダは、ほとんどのカットでは安定しているが、中にはバランスが崩れたもの若干ある
  • ヤマト2のアンドロメダは全てチェックしたわけではないが、おおむね安定していると思われる

「問題の焦点はなんだい?」

「フィルムでバランスの悪いアンドロメダのカットが若干存在する。これは、あくまでアニメーターの資質の問題かと思いきや、実は設定の段階で既にバランスが悪い絵が存在する。つまり。どの設定画を参考にするかでアンドロメダは大きく変化してしまい、アニメータの問題とまでは言い切れなくなってきた」

「つまり、アンドロメダは1つではないんだね?」

「設定画をそのまま解釈するとそうなると思う」

「何か含みのある言い方だね」

「うむ。だからさ。設定画の段階で既にデフォルメが入っていると思うわけだ」

「それはどういう意味?」

「パースが付いたアンドロメダは、正確な透視図ではなく、こう描いたら格好いいですよ、というお勧めの提案になっているわけだ」

「ならば正確な形状はどこにある?」

「それはデザイナーの頭の中にしかないかもしれない」

「設定画は全てデフォルメされている可能性があるのだね」

「そこで思い出したことが1つある」

「なんだい?」

「ヤマトークで加藤さんが、ヤマトを分かっているのは宮武さんだけという発言があったような気がする。そういうことでは無いだろうか」

「つまり、アンドロメダのみならず、そもそもヤマトからして設定画はデフォルメを含んでいて、本当に正しい形状を分かっているのは宮武さんだけという意味かい?」

「もちろん、正確なところは分からない。しかし、明らかに形状を把握する手段として設定画は有効に機能していない。ヤマトの三面図が矛盾しているのも有名だが、実はそもそもアンドロメダも一貫していないのだよ。たとえば、主砲の間隔が側面図と前方パース図で違ってきている」

「でもヤマト2のアンドロメダは安定してきているのだろう?」

「そこだっ!」

「話の続きだね」

「そうそう。ヤマト2を制作した段階で、アンドロメダの設定画が作り直されているか、一部が破棄されたり、【これは使わない】という申し送り事項が発生したり、何かが起きている可能性があると感じた。何が事実かは知らないけどね」

「では、スーパーアンドロメダはどうなんだ?」

「そっちは特に問題無い。弱点がよく補正されている」

「どの辺がいいわけ?」

「アンドロメダの最大の弱点は、四基もの主砲塔と艦橋が小さな場所にせせこましく配置されていて、戦艦として見るとバランスを欠くことだ」

「本当なら、煙突や後部艦橋があるべき場所が詰まっていて寸詰まりってことだね」

「そうだ。どころが、スーパーアンドロメダは主砲塔が三基に減らされ、しかも、ブリッジの後ろに煙突をイメージさせる構造物が追加されていて、シルエットに無理が少なくなっていてる」

「でもさ。元のアンドロメダが好きって人も多いよ」

「そう。だから、設定画が矛盾していて、かっこいいアンドロメダとかっこ悪いアンドロメダがあるの。かっこいいアンドロメダを見て、【これが好き】っていうのは自然なの。でも、かっこ悪いアンドロメダを見て、【これはちょっと】と思うのも自然なの」

「もともとアンドロメダは1つではないってことだね」

「第1印象で見た絵で、かなり印象が変わると思うよ」

主力戦艦論 §

「実は目から鱗が1つ落ちた」

「なんだい?」

「客観的にアンドロメダと主力戦艦を比較すると、主力戦艦の方がずっと安定している。実は昔から主力戦艦の方が好きだったが、そういう背景があったのかと思った」

超巨大戦艦論 §

「実は目から鱗が1つ落ちた」

「なんだい?」

「アンドロメダのコンセプトは、砲を増やしてブリッジを大型化すれば【ヤマトより強そうに見える】なんだよ」

「それで?」

「実はその路線を推し進めると超巨大戦艦になる」

「砲が増えすぎ」

「そうだ、でもその結果著しくバランスを欠いて逆にあまり強そうに見えなくなってしまった。実はその弱点はアンドロメダにも若干存在していて、玩具っぽくなってしまった面がある。全部ではないのだけどね」

「分かった。解釈次第でアンドロメダは救えるが、超巨大戦艦は救えないわけだね」

「だから、ヤマト2のアンドロメダはかなり救われていると思うよ。バランスは悪くない」

「でも、ヤマト2になっても、超巨大戦艦は救われないわけだね」

「あれは、大きく見えないデザインなんだよ。画面で小さいヤマトと対比して描かないと、大きさが分からない」

さらば宇宙戦艦ヤマトの謎謎大行進 §

「こういう論点からさらば宇宙戦艦を再考すると、実は謎が意外と多いことに気づいた。全体がバランスしているように見えて、実は疑問が多い」

「たとえば?」

「バルゼーとナスカは別物。バルゼーの小形版がナスカかと思いきや実はバランスが別物。ゴーランドと駆逐艦の間にも同じことが言える。全体として良いメカと疑問を感じるメカが混在していて、全てが良いわけでも無い。ただし、フィルムではかなり見栄えが改善されている。それほど大きな不満は無いはずだ。でも、模型になるとフィルムの補正が利いていないので、【あれ?】【おや?】と思う頻度が増える」

「それは彗星帝国のメカはかっこ悪いという意味かい?」

「全てがダメというわけではないが、出来が良いものと悪いものの落差が激しい」

「では君の評価は?」

「あくまで個人的な評価だが、バルゼー、ゴーランド、大戦艦はOK。ナスカ、超巨大戦艦はNGかな」

「駆逐艦は?」

「さらばの駆逐艦はOKだが、2199の駆逐艦はちょっとバランスが壊れている」

「ラスコー級は?」

「ぶっちゃけかっこ悪いと思った」

「艦載機群は?」

「一通り悪くないのだが、バリエーションに乏しく、イーターIIとパラノイアは印象が似すぎている。テレザートの攻撃機も凡庸すぎて印象に乏しい」

「デスバテーターは?」

「あれは印象的で成功したデザインだと思う」

「そうか。いきなりデスバテーターが未知の惑星を攻撃して良い印象を与えるから全体としてよく見えるけれど、個別のカットだけ抜き出すと分からない訳だね」

「そうだ。印象が良いので流しがちだが、立ち止まってよく考えるとさらば宇宙戦艦ヤマトは謎だらけ」

オマケ §

「あれは、大きく見えないデザインなんだよ。画面で小さいヤマトと対比して描かないと、大きさが分からない」

「そうか。分かったぞ。だからちっぽけなヤマトごときで特攻して何とかなると古代が錯覚して突っ込んでしまうのか」

「それじゃダメだろうと思って、テレサが一緒に行ってくれる。実はテレサが突っ込むだけで十分。それ以前にテレサが反物質のおしっこを引っかけるだけで、超巨大戦艦なんぞ、イチコロよ」

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「なぜ今更さらば宇宙戦艦ヤマトなんだよ」

「実はね。最近あることに気づいたの。逆にいえば、偶然にも気づいていなかったの」

「それはなんだい?」

「昔、アンドロメダのメカデザインは良かったと思っていたの。でも、模型がある段階に踏み込んだ瞬間に、あれ? おや?という話に突き当たってしまったの」

「説明しろ」

「実は以下の問題が存在する」

  • アンドロメダの設定画には向きによって格好良いものと悪いものが存在する。バランスが別物。
  • さらば宇宙戦艦ヤマトのアンドロメダは、ほとんどのカットでは安定しているが、中にはバランスが崩れたもの若干ある
  • ヤマト2のアンドロメダは全てチェックしたわけではないが、おおむね安定していると思われる

「問題の焦点はなんだい?」

「フィルムでバランスの悪いアンドロメダのカットが若干存在する。これは、あくまでアニメーターの資質の問題かと思いきや、実は設定の段階で既にバランスが悪い絵が存在する。つまり。どの設定画を参考にするかでアンドロメダは大きく変化してしまい、アニメータの問題とまでは言い切れなくなってきた」

「つまり、アンドロメダは1つではないんだね?」

「設定画をそのまま解釈するとそうなると思う」

「何か含みのある言い方だね」

「うむ。だからさ。設定画の段階で既にデフォルメが入っていると思うわけだ」

「それはどういう意味?」

「パースが付いたアンドロメダは、正確な透視図ではなく、こう描いたら格好いいですよ、というお勧めの提案になっているわけだ」

「ならば正確な形状はどこにある?」

「それはデザイナーの頭の中にしかないかもしれない」

「設定画は全てデフォルメされている可能性があるのだね」

「そこで思い出したことが1つある」

「なんだい?」

「ヤマトークで加藤さんが、ヤマトを分かっているのは宮武さんだけという発言があったような気がする。そういうことでは無いだろうか」

「つまり、アンドロメダのみならず、そもそもヤマトからして設定画はデフォルメを含んでいて、本当に正しい形状を分かっているのは宮武さんだけという意味かい?」

「もちろん、正確なところは分からない。しかし、明らかに形状を把握する手段として設定画は有効に機能していない。ヤマトの三面図が矛盾しているのも有名だが、実はそもそもアンドロメダも一貫していないのだよ。たとえば、主砲の間隔が側面図と前方パース図で違ってきている」

「でもヤマト2のアンドロメダは安定してきているのだろう?」

「そこだっ!」

「話の続きだね」

「そうそう。ヤマト2を制作した段階で、アンドロメダの設定画が作り直されているか、一部が破棄されたり、【これは使わない】という申し送り事項が発生したり、何かが起きている可能性があると感じた。何が事実かは知らないけどね」

「では、スーパーアンドロメダはどうなんだ?」

「そっちは特に問題無い。弱点がよく補正されている」

「どの辺がいいわけ?」

「アンドロメダの最大の弱点は、四基もの主砲塔と艦橋が小さな場所にせせこましく配置されていて、戦艦として見るとバランスを欠くことだ」

「本当なら、煙突や後部艦橋があるべき場所が詰まっていて寸詰まりってことだね」

「そうだ。どころが、スーパーアンドロメダは主砲塔が三基に減らされ、しかも、ブリッジの後ろに煙突をイメージさせる構造物が追加されていて、シルエットに無理が少なくなっていてる」

「でもさ。元のアンドロメダが好きって人も多いよ」

「そう。だから、設定画が矛盾していて、かっこいいアンドロメダとかっこ悪いアンドロメダがあるの。かっこいいアンドロメダを見て、【これが好き】っていうのは自然なの。でも、かっこ悪いアンドロメダを見て、【これはちょっと】と思うのも自然なの」

「もともとアンドロメダは1つではないってことだね」

「第1印象で見た絵で、かなり印象が変わると思うよ」

主力戦艦論 §

「実は目から鱗が1つ落ちた」

「なんだい?」

「客観的にアンドロメダと主力戦艦を比較すると、主力戦艦の方がずっと安定している。実は昔から主力戦艦の方が好きだったが、そういう背景があったのかと思った」

超巨大戦艦論 §

「実は目から鱗が1つ落ちた」

「なんだい?」

「アンドロメダのコンセプトは、砲を増やしてブリッジを大型化すれば【ヤマトより強そうに見える】なんだよ」

「それで?」

「実はその路線を推し進めると超巨大戦艦になる」

「砲が増えすぎ」

「そうだ、でもその結果著しくバランスを欠いて逆にあまり強そうに見えなくなってしまった。実はその弱点はアンドロメダにも若干存在していて、玩具っぽくなってしまった面がある。全部ではないのだけどね」

「分かった。解釈次第でアンドロメダは救えるが、超巨大戦艦は救えないわけだね」

「だから、ヤマト2のアンドロメダはかなり救われていると思うよ。バランスは悪くない」

「でも、ヤマト2になっても、超巨大戦艦は救われないわけだね」

「あれは、大きく見えないデザインなんだよ。画面で小さいヤマトと対比して描かないと、大きさが分からない」

さらば宇宙戦艦ヤマトの謎謎大行進 §

「こういう論点からさらば宇宙戦艦を再考すると、実は謎が意外と多いことに気づいた。全体がバランスしているように見えて、実は疑問が多い」

「たとえば?」

「バルゼーとナスカは別物。バルゼーの小形版がナスカかと思いきや実はバランスが別物。ゴーランドと駆逐艦の間にも同じことが言える。全体として良いメカと疑問を感じるメカが混在していて、全てが良いわけでも無い。ただし、フィルムではかなり見栄えが改善されている。それほど大きな不満は無いはずだ。でも、模型になるとフィルムの補正が利いていないので、【あれ?】【おや?】と思う頻度が増える」

「それは彗星帝国のメカはかっこ悪いという意味かい?」

「全てがダメというわけではないが、出来が良いものと悪いものの落差が激しい」

「では君の評価は?」

「あくまで個人的な評価だが、バルゼー、ゴーランド、大戦艦はOK。ナスカ、超巨大戦艦はNGかな」

「駆逐艦は?」

「さらばの駆逐艦はOKだが、2199の駆逐艦はちょっとバランスが壊れている」

「ラスコー級は?」

「ぶっちゃけかっこ悪いと思った」

「艦載機群は?」

「一通り悪くないのだが、バリエーションに乏しく、イーターIIとパラノイアは印象が似すぎている。テレザートの攻撃機も凡庸すぎて印象に乏しい」

「デスバテーターは?」

「あれは印象的で成功したデザインだと思う」

「そうか。いきなりデスバテーターが未知の惑星を攻撃して良い印象を与えるから全体としてよく見えるけれど、個別のカットだけ抜き出すと分からない訳だね」

「そうだ。印象が良いので流しがちだが、立ち止まってよく考えるとさらば宇宙戦艦ヤマトは謎だらけ」

オマケ §

「あれは、大きく見えないデザインなんだよ。画面で小さいヤマトと対比して描かないと、大きさが分からない」

「そうか。分かったぞ。だからちっぽけなヤマトごときで特攻して何とかなると古代が錯覚して突っ込んでしまうのか」

「それじゃダメだろうと思って、テレサが一緒に行ってくれる。実はテレサが突っ込むだけで十分。それ以前にテレサが反物質のおしっこを引っかけるだけで、超巨大戦艦なんぞ、イチコロよ」

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