「なぜこれを見に行く気になったの?」
「14日は映画が安いから」
「それだけかい!」
ガイム編 §
「後日譚としては良く出来ていたと思う。主人公は神さまになってスーパーパワーを手に入れているので、これ以上彼の話を続けてもあまり意味が無い。結局中核は残された兄弟の話になっていて、これは良かったと思う。屈折を乗り越える必要があるわけだ。最終的に乗り越えた段階で主人公が帰ってくる。そこはもう話が終わっていて決着を付けるだけなのでもう良いのだ」
「ウィザード映画の完結編と比べてどうだ?」
「あっちは、決着を付ける要素が残っていたから主人公がそのまま活躍できる。その点で、ガイムとは違う」
ドライブ編 §
「疲れていたからダレ場で寝ちゃったけど、別に関係なかった」
「なんて奴だ」
「結局さ、これBD7の少年探偵団なんだよ」
「は?」
「BD7の少年探偵団で最も印象に残っているのは、美女の正体が怪人20面相だったこと。それと似たような流れだ」
「おいおい。いいのかよ、それで」
「日本の特撮が回帰する推理ものといえば、ライダーWは新しすぎるので、やはり少年探偵団になるのだろう。犯人はルパンを名乗っているが、どちらかといえば怪人20面相的な存在だろう」
「ところで、笑わないヒロインはいいのかよ」
「自分は好きだぞ」
結末編 §
「凄くぎこちなくお互いに自己紹介するところが可笑しかった。しかも、最強形態では車に乗れないのでわざわざ戻すところも。さすがにあの編み笠では乗れない」
「そこが愉快だったわけだね」
「しかし、一番良いのは車が宇宙船になって飛んでいくスターファイター的な展開だな。溝を突っ走るスターウォーズ的な展開もね」
「問題は男2人だけで遠くまでドライブしたが、それで良いのかってことだね」
「ヤオイサービスだろう」