「昔見たのだが、今の目で確かめたくてもう一度見たのだ」
「それでどうだった?」
「今の常識で見たら化け物みたいな凄い高品質の映画だ」
「なんで当時はヒットしていないの?」
「ルパンファンが待っていたルパン像では無かったからだろう」
「具体的にどこが凄いの?」
「鉄道描写がいちいち冴えている。さすが大塚さん監修。それから、音楽の質がもの凄く高い。主題歌も凄くいい。これは凄いよ。演出もアイデアが豊富だし、無茶もしている。しかも、よく動く動く。手描きなのに」
「なるほど。良かったわけだね」
「そうそう」
「で、サントラCDが欲しくなった?」
「いや、それ持ってたから。主題歌歌えるよ、せらう゛ぃ~~~~♪」
「ひ~」
もう1つのトピック §
「実は古川登志夫さんへの注目というものがあって、古川ルパンの声が聞きたかったというのもある」
「で、聞いてどうだった?」
「あれはあれで古川ルパンだったと思うよ。特定キャラの声優を固定化したがるのはオタクの悪癖で、本当は1つのキャラをいろいろな人がいろいろな解釈でやった方が面白い」
「肯定的評価なんだね?」
「そう。小山茉美声の不二子とか、みんな良かったよ」
「でも、演技が良くても別人というだけでアウトなのがオタクなんだね?」
「彼らは意固地すぎる」
「なんで?」
「未熟だからだろう?」