「ヤマトクルーのグロデーズのページの画像。本当に黒いメカ本体が宇宙の黒に沈んで形状が把握できない。Photoshopで読み込んでコントラストを誇張してみたが、それでも分からなかった。ほとんど同じ色なんだ。これは完全に色指定の敗北」
「うわ。いきなり敗北宣言来た!」
「プラモがあれば、グロデーズの魅力を引き立てるような色を塗ってやりたいところだが、そんなものはない」
「同じようなメカばっかりラインナップを増やすヤマト2199シリーズはつまんないわけだね」
「そうだそうだ。意味も無く女性キャラだけどうでもいい脇役までフィギュア化することに批判も多いが、艦船模型だってはっきり言ってかなり偏りが酷いぞ。世間からヤマトが飽きられて当たり前だ」
「それって、ヤマトブームが盛り下がるのは自滅ってこと?」
「そうだ。ヤマトよ永遠にの時だってやはり自滅だった。スクリーンで形がはっきり見えない宇宙戦艦に誰が魅力を感じるのだ。それじゃ商品展開も進まない。当然だ。今起きている現象は単なる過去のリフレインに過ぎない」
序盤では間違っていない暗黒 §
「序盤の地球奇襲では、暗黒の黒い色は間違っていない。暗い宇宙から黒い物体が忍び寄る恐怖感が描かれるからだ。そして、夜景が明るい地球、燃えさかる地球をバックに戦う黒色の兵士やメカも間違っていない。コントラストが付いてそれは映えて見えるからだ。だから三脚戦車は黒くても間違って無い」
「でも、グロデーズは違うわけだね?」
「そういうことだ。描かれる状況が違いすぎる」