「おっと、マガジンは5月1日に出ていたのか」
「今頃気づいてる」
「忙しかったんだよ」
「ひぇ~」
感想 §
「面白いねえ」
「どこが?」
「我々は夢と同じものでできている。我らの小さき生は眠りの周りを巡る」
「は?」
「このコマは凄くいい。奥深い。最高だ」
「そうかい。それは良かったね」
「でも次の大きなコマでは、美とは無縁の太ったおばさんが、【この世で受け取るに値するのは愛と美のみ】って言ってるよ。この落差はなんだ。凄く面白いぞ」
「それだけ?」
「いや、謎の建物に実は最初からキリヱ、三太、九郎丸、アフロもいて見ていたのも面白いね。何か特別な場所だと思いきや、アフロも普通にいる落差が面白い」
「ダーナさんお茶目で良いわけだね」
狭間の魔女 §
「狭間の魔女という言葉は面白いね」
「どこが?」
「狭間というのは、【どちらでもない】ってことだ」
「それに意味があるの?」
「そうとも。善でも悪でもない。あるいは、混沌でも秩序でもない。カオスの淵なんだよ」
「コップのフチ子さん?」
「カオスのフチ子さんでもねえ!」
「それでカオスの淵なら何が良いんだよ」
「混沌(カオス)はただ乱雑なだけだ。秩序は全てが終わっている死の世界だ。カオスの淵だけが創発が起こる領域なのだよ。そこにだけ未来と可能性がある」
「つまりなんだい?」
「このダーナという魔女は味方に見えるが何か嫌な特徴もあるに違いない。って見たら分かるか。外見が嫌な特徴だ」
「ひ~」