Subject: 宇宙戦艦ヤマト2は【兵隊やくざ】説
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20150530081600
名前: やや矢野屋
本文:
こんにちは、ご無沙汰しております。
「兵隊やくざ」ご覧になったんですね。
私も以前、ヤマトファンの友人に「勝新の大宮は斉藤のイメージモデルではないか」と教えてもらって鑑賞いたしました。
田村高廣演じる有田三年兵、私はなんとなく真田さんにも印象を重ねています。
関係性のロジックよりはルックスや雰囲気からの連想ですが。
ヤマト2で全方位に噛みついて喧嘩売りまくる斉藤が真田さんの制止には逆らうことなく従ったところなど、あの二人にはなぜか最初から軋轢が存在しない感じなのが面白いです。
(とりとめもない感想、ご容赦ください)
「やや矢野屋さん。こちらはインテリ兵を古代に重ねていましたが、真田の方が似合う可能性もあって、そこは微妙でしたよ」
「なんで真田に重ねるわけ?」
「斉藤が都市帝国に残ったとき、結局真田と古代を助けたからだ。斉藤の尊敬を受けた相手は古代か真田か。もしかしたら両方なのか」
勝新太郎の問題 §
「自分の勝新太郎のイメージは、晩年のもので、事件を起こす俳優で、イメージは座頭市。でもね、兵隊ヤクザの勝新太郎は、若くて凄く可愛い男を演じている。この可愛さは、ヤマト2の斉藤に通じる」
「座頭市ではあまりイメージが繋がらないわけだね」
「男でありながら可愛げがある。ある意味で特別な特徴だ」
「だからヒロインがベテランの女郎なのだね」
「そう。可愛げが少ない。そういう意味で本当のヒロインは勝新太郎の演じるやくざな新兵」
反乱の問題 §
「そうかっ! 兵隊やくざにある【脱走】という要素は、ヤマト2では【反乱】と読み替えられるのか」
「そこまで対応」
「そして、敵は必要だが、活躍しなくても良い」
「どういう意味?」
「敵は最後の活躍を見せずに、ヤマトはもう戦わない。その代わり、テレサが突っ込めばいいんだよ」
「ヤマト2は他人事で終わっていいのか!」
「そうだ。敵は分からず屋の地球の偉い人達であって、本当の敵はガミラスでも彗星帝国でも無い」
オマケ §
「設定上は戦争中の大陸なのに、どう見ても戦後の内地で撮影したとしか思えない鉄道シーン。でも、蒸気機関車から後続の客車を切り離すような映像は、国鉄の全面協力なくしては撮れないだろう」
「結局、リアルではないが手間の掛かったゴージャスさがあるわけだね」