「1TBのSSDを買ったので、HPのワークステーションをSSD化したが、凄く大変だったのでメモだ」
「問題は何?」
「ポイントは2つ。何を移行すべきかの問題と、どうエラーを修復すべきか」
「2つもあるのか」
何を移行すべきかの問題 §
「EaseUS Todo Backup Free 8.9 でパーティションをHDDからSSDに転送してSSDだけを接続して起動すれば良いはずだが……。実はドライブレターが降られていないシステム扱いのドライブがもう1つ購入した初期状態から割り振られていて、これも一緒にSSDに送らなければならない。リカバリ用のパーティションはまあいいだろう。それは放置でもいい。でも、ドライブレターが降られていなくても、システム用のドライブもSSDに持って行く必要がある」
「そこに起動用のファイルが入っているのだね」
「そうだ。ネットの情報は、Windows本体がインストールしてあるドライブだけを扱う場合が多いのでここは注意点」
どうエラーに対処すべきかの問題 §
「パーティションをアクティブにしたりいろいろ試行錯誤した分は効能があったのか無かったのは良く分からない。しかし、これは確実に意味があった」
「それは何の話だい?」
「SSDを認識して起動時にエラー0xc000000eが出るようになった」
「それは何のエラーだい?」
「意味と対処方法は以下の記事にある」
「では以下の3つのコマンドを修復ディスクで起動したコマンドプロンプトで実行すればいいわけだね?」
- bcdedit /set {bootmgr} device partition=C:
- bcdedit /set {default} device partition=C:
- bcdedit /set {default} osdevice partition=C:
「あまーい」
「えっ?」
「それではダメなのだ」
「なんで?」
「この場合のパーティションはWindowsが入っているドライブを示す必要がある。1つめのドライブは上で説明したシステムドライブだから、2つめのドライブはD:になるのだ」
「じゃあさ、正常に起動したらWindowsが入っているドライブはD:にして利用しないとダメなの?」
「そうじゃない。正常にブートすれば、それがドライブCになる。それにも関わらず、bcdeditで指定するドライブはD:にする必要があった」
「知識ととんちがないと解決できない問題だね」
「素人がちょっとググってもお手上げレベルだろうと思う」
ポイント §
「じゃあ、今回の問題解決のポイントは?」
「修復ディスクを事前に作っておくこと。SSDからブートができないと、システムそのものが利用できないことになり、場合によっては一切の修復手順が実行できない」
「君のお勧めは?」
「全部クリーンインストール。これが最も問題が起きにくいはずだ」