「まず最初に思ったことは?」
「これまで主に読んできたのは1366×768の液晶だった。しかし、今回は電子読書用に買った中華パッド(Chuwi Hi8)で読んだ。1920×1200だ。1ピクセルが格段に小さくなって、小さな文字も綺麗に読めるようになってかなり快適になった」
「なるほど。しかし、それは君個人の感想だね」
「その通りだ。UQ HOLDER! 9巻を買っても同じ感想は持てない」
「じゃあ、UQ HOLDER! 9巻の中身について語れよ」
UQ HOLDER! 9巻 §
「うむ。実はこの巻の最初の方の展開はかなり忘れていた。なぜかと思ったら、やはり雷のおっさんの態度の豹変と、魔王キティのあまりにつらい人生の前に消し飛んだのだろうと思ったよ」
「雷のおっさん、凄く恐い相手だと思ったら、終わってみると凄く人なつこいのね」
「その態度の豹変がやはり【えっ?】という感じで。これだけ恐怖感を煽った結果がそれとは。面白い」
「他には?」
「キティの振りをして待つダーナだけど、実はダーナも【刀太に思われているキティ】がちょと羨ましくて、ちょっとだけ刀太に思われる役をやってみたかったのかなとか。もう1つは、わざとキティではないような態度を取って刀太を試したのかなとも思う」
「つまりなんだい?」
「最初から過去のキティを見せようと思っていた。しかし、見せるに値する相手かを試した。そんな感じではないかな」
「なぜ?」
「実は、ダーナにとってキティは娘みたいなもので、ちょっと可愛いのだと思う。刀太はキティの救いにならねばならない」
オマケ §
「で、雑誌連載で読んでいる割に、読み直して面白かったわけだね」
「こうして【1つの流れ】ができると、また印象が違うものさ」