Written By: 川俣 晶
「人に勧められて行ってきた」
「場所はどこだい?」
「御徒町。下町風俗資料館の近く」
「それで、今更落語に触れてどう思った?」
「実は落語の合間に漫才や針金芸や紙切り芸なども入ってね。落語も人数が多い。短い時間でいろいろめまぐるしく変化し、入場料も中身の多さを考えると高いとは言えないし。割と庶民的だと思った。しかも、客の入りも予想より良かった」
「実際に聞いてどうだった?」
「柳家小ゑん 師匠は良かったねえ。七夕のネタで話しているのだが、話が天文落語家らしい天文学的な話になって。アルタイルとベガが何光年離れているとか、星の寿命が何年とか」
「で、まとめるとどうだい?」
「保存された江戸時代の庶民娯楽という感じかな。小難しい話に長々と付き合わせることはない。確かに建物は変わったが、スピリット的な者はおそらく江戸時代から継承されているよ」
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