「新刊が出たぞ」
「特徴はなんだい?」
「今回は電子版だけだ。紙の印刷版はない」
「なぜ?」
「株式会社ピーデーの電子出版事業部扱いだからだ」
「じゃあ、金が無いから電子版のみ?」
「そういうのも嫌だから電子版メリットを生かした特徴を用意した」
「どんな特徴だい?」
「まず、全部カラー。サンプルソースは、全部色つき。Visual Studioのシンタックスカラーリングと同じ色が付いている」
「紙でカラーは高くつくね。電子版ならできる」
「もっとも、モノクロ表示だと意味は無い」
「ぎゃふん」
「そして、第2の特徴。練習問題の答はワンクリックで表示」
「紙だと解答ページをめくらないとダメだね」
「そう。ずっと楽になった」
「他に特徴は?」
「きめ細かい改訂予定。C#のバージョンアップに追従するよ」
「あくまで予定だね」
「まあ、そこは他の仕事との兼ね合いもあるから、どこまで素早く追従できるかは分からない」
「でも、紙よりは早いわけだね?」
「まあ、マイナーなバージョンアップだと紙は出ないことも多いからね」
「特徴はそれだけ?」
「電子版とは別の特徴も多い」
「たとえば?」
「C# 7.1対応」
「最新だね」
「作業中にC# 7.1のアナウンスが出てきたので、最後にC# 7.1の新機能を紹介する章を追加した。それに限らずC#6以降は、新規書き下ろしだぞ」
「他の特徴は?」
「githubから全サンプルソースを取得可能」
「ダウンロード可能っていうのはよくある話だと思うけど」
「githubなら、見るだけならダウンロードしなくても見えるぞ」
「なるほど。それでこの本は売れそうかい?」
「今のところ、けっこう見られているがね。このペースが継続するかは分からない。継続すれば嬉しいね」