「新刊を出した」
「ちょっと待て。キーワードが違う。ここは技術関連執筆情報だ」
「いや。技術関連だよ」
「どうしてだよ。金儲けの本じゃないのかよ」
「実は古いあり合わせの機材で新型GPUを動かそうとすると罠だらけだった、という話がメインなのだ。ほぼ技術関係の話題だよ」
「ぎゃふん」
「結局、ビットコインのマイニングを行ったら数字が増えるのが面白くて、CPUだけでは物足りないからGPUを買ったら大はまり。更新寸前の機材ばかりだから、トラブル連発。そこをどう切り抜けたのか、という記録だ」
「どんな話題があるの?」
- カードが挿入できない (物理的に)
- 起動しない(画面真っ黒)
- 起動しない(BIOSのメーカーロゴでハング)
- OS起動中におかしくなる
- 電源のねじ穴が合わない
- カードを挿すとデバイスマネージャに!マーク付きのデバイスが発生する(リソース不足)
- ドライバーがインストールできない
- Nice Hach Minerのベンチマークが警告だらけで完了しない
「それらをどう切り抜けたのかが書いてあるわけだね」
「まあそういうことだ。それが読みたい人は買って読んでね。値段は安めにしてあるから」
「なんでこんな本を出したんだよ」
「いやね。苦労の連続、トラブルの連続で苦労したんだから、せめて少しは元が取りたいと思って」
「だから苦労話を本にしたのか」
「そうだな」
「結局最大の誤算はなに?」
「電源まで買ってしまったことかな。容量足りなかったので」
「本当はGPUだけで済ませようと思っていたのだね」
「そうだな」
「本当に誤算はそれだけ?」
「いや、現行システムの足腰の弱さを思い知ったので、マザーとCPUも更新したい。Ryzen欲しいな」
「買えよ」
「もう金が無いし。実はC#でコード書いてるだけならそこまでのパワー要らないし」
「えー」