
「最近、ぼちぼち次元航海を読み始めて今3巻なんだがね」
「ガイアフリートM-32011式紀伊型 コスモドレッドノート エクシード級108-オケアノス……。どこから突っ込んで良いか分からない名前だ」
「級を更に分類したものが型であるとするならば、級が先に来るはず……。そもそも、式は何を意味しているのか。コスモドレッドノートは名前なのか。分類の名称なのか。ドレッドノート級戦艦的な使い方なのか。ぜんぜんさっぱり分からない名前ではあるのだが……」
「が?」
「ここで話題にしたいのはそこではない」
「じゃあなんだ?」
「ドレッドノート」
「それがどうした」
「復活篇の主力戦艦がドレッドノート。ヤマト2202の主力戦艦もドレッドノート。またここでエクシード級までドレッドノート。なぜみんなそんなにドレッドノートという名前を使いたがるのか」
「それなりに有名だから?」
「しかし、ドレッドノートというのは常識を刷新するほどの斬新な艦をイメージさせる名前であって、その辺の雑魚に付けてもイメージが合わない使いにくい名前だ」
「やられメカの旧型艦の名前を大和にしても似合わないのと同じだね」
「まあ、飛行機にボコボコにされるのなら似合っているとも言えるがな」
「ぎゃふん」
「話を戻そう。次元航海にはGヤマトも一コマだけ出てくるし、まあヤマトファンとの接点が無いわけでもなかろう。そういう比較的隣接した世界のどちらにもドレッドノートが繰り返し亡霊のように出てくるのはどうしてか。そもそも、超ド級ならともかく。ド級はそれほど凄くない。ヤマトないし大和を基準に考えるならね」
「ああそうか。ドレッドノートには【画期的な戦艦の名前にこそ相応しい】というイメージと、【時代遅れのロートル】というイメージの両方が同時に付いて回るのか」
「そうだな。使いにくい名前だよ」
「そんな名前をなぜみんな使いたがるのかってことだね」
「更に言えば、ネットを検索すると常に上位にイギリス海軍のドレッドノートが来てしまい、目立たないということもある」
「エクシード級で検索すればオッケーだよ」
「今度は逆に、エクシード級の話題が少ないので泣けるぞ」
オマケ §
「エクシード級は、次元航海1巻の凌駕、次元航海3巻のオケアノス、映画まほろばの凌駕のどれも形が違う。次元航海1巻とまほろばの凌駕は同じ名前だが形が違う。次元航海1巻の凌駕、次元航海3巻のオケアノスは同じ作品内なのに形が違う。まあ形が違っても良いのだが、あまりにも似ていなさすぎる」
「それは一貫性が無いってこと?」
「いや、どれが好きかという話」
「どれが好きなんだい?」
「次元航海3巻のオケアノスがいちばん無理のない形をしていて好感したよ」
「ふむふむ」
「ところで、エクシード級ってどこから来たのかな。初出はどこかな」
「気になるわけだね」
「凌駕という名前も、どこが初出かな」
「ネットを検索しても分からないの?」
「よく分からないねえ」