「TSUTAYAの会員権更新で旧作が借りられるので、キングスグレイブを借りてきた」
「なぜ今になってキングスグレイブなんだい?」
「FF15のプレイ前にキングスグレイブを見たが、FF15で全キャラレベルカンスト、アビリティコール全て解放、強くてニューの2周目プレイが終盤という今、もう1回キングスグレイブを見て印象の違いを確認しておくのもいいかなと」
「ふーん。それでどうだった?」
「似ている場所はいろいろ出てくるが、舞台の大半は別だと思った」
「それはなぜだい?」
「キングスグレイブの舞台の大多数は王都だが、FF15本編では最初と最後以外王都に踏み込まないからね」
「なるほど」
「FF15で飛空艇の残骸が落ちている平原とか、キングスグレイブのこの辺の戦いの場所なのかな、と思うこともあるけどね。まあ詳細はよく分からない」
「他に何か気付いたことは?」
「このDVD、そのまま差し込むと英語音声日本語字幕で再生が始まるんだよ。日本語音声にならない。どの国の映画だよ、って思った」
「えー」
「まあ、それはともかく、普通に映画として見ると非常に出来が良くてそこは感心した」
「どのへんがいいの?」
「王国を守る移民達は、帝国が敵ではあるが、実は王国の扱いにも怒っている。誰が敵か本当に分からない」
「そこがいいわけだね」
「そう。それがいい」
「他には?」
「ルナフレイムさまはノクティス王子の婚約者であって、これから結婚しようとしているのに、主役のニックスは命を賭けてルナフレイムさまを守る。いいねえ、この未来のないノーフューチャーな感じ」
「そこがいいのかよ」
「しかも、最後の最後に登場するノクティス王子はただのお気楽なボンクラ」
「なんてノーフューチャーな感じだ」
「でも、そこがいい」