「14日はTOHOシネマズの割り引き日なんだ」
「それで見たんだね?」
「そう。何でも良かった」
「で、感想は?」
「面白かった」
「どこが良かったと思う?」
「うん。実はこの映画は下品でモラルを破壊するような方向性を持っていながら反差別的な価値観が色濃い。人種や肌の色で差別しない……という論点で一貫している。そういう意味で実は見ていて爽快感がある」
「どういうことだろう」
「それは知らないが、実は勘違いが一つあった」
「何を勘違いしたの?」
「X-MENの小さい方は女だと思い込んでいたのだが、彼女ができたという描写を見て男だったのか……と思ってしまった」
「女という勘違いだね」
「違う。そうじゃない。後でWikiPedia見たら【ネガソニックとは同性の恋人同士である】と書いてある。両方とも女だった」
「女に女の彼女ができるのか」
「この彼女のユキオは好意的な描き方をされていて、LGBTに対して好意的な内容であることは確かだろう」
「他には?」
「太った少年とか、未来から来たサイボーグとか、物語的な扱いが上手いね。良く出来ている。敵か味方か分からないし」
「なるほど」
「ちなみに、この少年、2020 年のGodzilla vs. Kongに出るみたいだな」
久々の映画館 §
「久々の映画館に行った感想はどうだい?」
「TOHOシネマズ府中はもう昔のTOHOシネマズ府中ではない気がする。あの頃の感覚はもう戻らない。とはいえ、やはり映画館で見る映画はいいな。見終わって、ああ映画館は良かったと思ったよ」