「旧野猿峠ハイキングコースの行き止まりを見ちゃったので、反対側の行き止まりを見たいと思った。そこで、野猿峠から東に向かって歩くことにした」
「それで?」
「見事に行き止まりを見ることができた」
「見て満足した?」
「それ以上だ」

長沼公園 §
「ほぼ長沼公園に沿って歩くことになるが、平山城址公園付近と比較してよく整備されていて歩きやすいと思った」
「なるほど」
「でも、分岐が多くて道を間違えやすいね」
「間違えそうになったんだね?」
「それから途中に集落があって民家があったのはビックリした」
「廃屋ではなく住んでいるんだ」
「おそらく」
行き止まり §
「やはり私有地だから入るなという行き止まりが存在した。しかも何か工事をしていた」
「なるほど。同じなんだね」
「でもね。実は雰囲気が全くの別物。おそらく別の地主の私有地」
「なんだって?」
「もしかしたら、二つの行き止まりの間に立ち入りが許された土地が存在する可能性もあるが、そこに行く経路が存在しないので分からない」
「なるほど」
「それから、整備状況の違いから考えて、平山城址公園付近の道の所有者と長沼公園付近の道の所有者も違う。平山城址公園付近の道の所有者は京王で道は京王の私道だと判明しているが、長沼公園付近の道はまた別の所有者だろう」