Written By: 川俣 晶
「これはなんだい?」
「高尾山ケーブルカーの中間駅の問題を調べていたら、うっかり深入りしすぎて本になってしまった」
「ほんとかよ」
「結局、駅が実在したか、いつまで存在したか、ホームは島式か対向式か、無人か有人か、信号所や臨時駅ではないのか。だいたいそれらの全ての答を出せたよ」
「なぜそこまで」
「今現地を見に行くとホームが置ける場所など無いように見えるからさ」
「なのにホームはあったの?」
「あった。その根拠と、なぜ今はホームの敷地が無いのかも調べ上げた」
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