- 60 エイリア学園の正体!
- 61 最終決戦!ザ・ジェネシス・前編!!
- 62 最終決戦!ザ・ジェネシス・後編!!
- 63 終わりなき脅威!
- 64 激突!雷門VS雷門!!
話数ジャンプの理由 §
次は41話のはずですが、どうしても確認しておきたいことができたので結末を先に見ることにしました。どのみち、本放送で全部見ているから結末は知っています。
サーバに残っていたのは59話までだったので、60話以降はDVDで調達してきたものです。予め調達してあったものが既にありました。15巻16巻で64話までです。
仮説・瞳子は未来の塔子 §
以下のような仮説を突然着想しました。
- 瞳子は塔子の未来形である
- パパっ子の塔子に対して、瞳子はこじらせたパパっ子である
というわけで、瞳子がパパに対してどういう態度を取ったのか明確に確認したくてザ・ジェネシス戦前後を改めて見ました。
結果は大当たりでした。
まさに屈折したパパ愛全開でした。
第2仮説・瞳子は未来の音無 §
もう1つの仮説は以下のとおりです。
- 瞳子は音無の未来形である
- 木暮という血の繋がらない弟を抱える音無に対して、瞳子はヒロトという血の繋がらない弟を抱える
ザ・ジェネシス戦前後ではあまり濃厚な姉弟のやり取りはなかった感じです。
実はこのあたりは第59話で決着が付いていて、キモはおそらく58話あたりにあるような気がします。
後で見ないと。
仮説の敷衍・イナダンとの関係 §
以下の特徴はそのままイナダンのフランと重なります。
実は、瞳子とフランの類似性は思ったよりも大きいのかも。
むしろ、【イナダン=もっと上手くやった驚異の侵略者編】と言っても良いのかも知れません。
ちなみに、【最終的に少年達に教えられる】という特徴も重なります。
更にイナダンとの関係 §
瞳子と別れたあと、イナズマキャラバンは故障して河川敷でサッカーを始めます。
事実上、河川敷でサッカーを見ている光景で終わるのも、実はイナダンと同じ。(イナダンの場合、そのあとはバンとヒロの会話になるがイナズマキャラ最後の出番は河川敷でサッカーを見ている天馬、神童、剣城となる)
実は、崩壊するスタジアムにバスが乱入して救出されるという特徴もイナダンと同じ。
まあ、他に大した移動手段もないわけで、他に何が来るのかと言われるとバスしかありませんが。
ちなみに、イナズマTMキャラバンは良いメカだけど、驚異の侵略者編のイナズマキャラバンは渋い良いバス。時間移動も空中浮遊もできないけど、渋くて良いバスです。
ってか、ついにイナズマキャラバンとイナズマTMキャラバンの違いが一目で分かるようになってしまいました。
心のオアシス・救いの古株さん §
結局、驚異の侵略者編の最大の救いは古株さん。
最終的に彼が少年達を受け止める係になっています。
古株さんには響木ほどの自己主張はなく、それゆえに少年達の心を受け止める先になれます。
瞳子に謝る響木・頭を下げる瞳子 §
瞳子を糾弾した響木は謝らないと大人の物語が完結しないと思ったが、その場では謝らなかった。でも後から謝っていた。それはそれで大人の物語です。
それから瞳子も少年達に頭を下げていました。
やはり大人の物語です。
瞳子は少年達に救われたのでしょう。
総理大臣から感謝状 §
総理大臣から感謝状ということで騒然となる雷門イレブン。
これも物語のスケール感が良く分かりますね。
意図したことではないとは言え、国家を揺るがす大事件に関わってしまったのです。
しかも、【フットボールフロンティア優勝校】として関わったとはいえ、メンバーの半分ぐらいはフットボールフロンティア優勝とは何の関係もない選手。
もしかしたらサッカーが上手いだけでこの事件に関わることができたかもしれない、地方在住者でもイナズマキャラバンが来てくれたかもしれない、と思わせる良い展開です。
僕も総理大臣から感謝状をもらえたかもしれないという夢とスケール感を与えてくれる描写です。
(実は宇宙人を倒すよりもはるかにすんごいスケール感)
まとめ §
しかし、本当に【あらゆる期待感を打ち砕く】内容に徹していますね、驚異の侵略者編は。最後の敵は宇宙人ではないどころか、エイリア石で強化された選手ですらなかった。何回、立向居がムゲン・ザ・ハンドを進化させても破られてしまうし。終わってみれば大ボスも、瞳子も、ザ・ジェネシスも全部家族ですよ。なんとスケール感が小さくなってしまうのか。
でも、スケール感が小さくなるのは現実に着地して終了するということで、これは良い終わり方ですよ。次の侵略者が宇宙から降りてくるよりもいい。着地していればいくらでも濃厚な物語が語りうるわけです。空想だけに依存した奇抜な物語は奇抜さを競うことしかできなくなります。