これも100~101話と同じだ §
これも100~101話と同じで、あまりまともに扱われなかったキャラを扱うためのシリーズですね。たぶん。
今回はフユッペと久遠監督。
フユッペ突如正ヒロインに昇格す §
フユッペが突如正ヒロインに昇格。
充実した演出で正ヒロインの貫禄を見せます。
演出も上手いです。
問題は1つしかありません。
突然すぎます。
しかし、101話の飛鷹だって突然すぎるわけだし、100話のヒロトだって突然すぎるわけだし、それらを踏まえればこれも同じ。
消化しきれなかった積み残しをここで消化している感じでしょう。
そもそもライオコット島編はスター級の登場キャラが多すぎて、アジア予選編のキャラを全員活躍させるのは無理。
スポットで見せ場を作る以外にないのでしょう。
もっとも、100%誉められるエピソードかと言えばそういうわけでもありません。
フユッペの描写は細かいところまで注意が行き届いて良いし、円堂の言葉も心を打ちます。しかし、久遠の描写は意外とぞんざいだし、催眠療法で記憶を消すとか、円堂の涙でフユッペが戻ってくるとか、意外と無理のある描写もあるのは事実。まあそれを言い出すと30分の枠で収まらなくなるのも事実でしょうが。
更に黒幕がいた §
フユッペの記憶が戻ると同時に、黒幕の存在が明らかに。
鬼瓦と夏未も本格的に事態に関与。
ますますキャラが増えててんやわんや。
イナズマジェットは誰のもの? §
しかし、鬼瓦一人を運ぶためにイナズマジェットは飛ぶのですかね。
明らかに普通の旅客機の定期便は飛んでますよね。
(イナズマジェットの背景に旅客機が飛んでいた)
そもそも、イナズマジェットの持ち主は誰?
サッカー協会じゃないよね?
学校法人私立雷門中等学園?
こんなにポンポンとプライベートジェットを飛ばせるとは、凄いお金持ち学校なのかも。バスも複数台持っているし。
まとめ §
やっとストーリーの軸が見えてきましたね。
黒幕との対決。
その状況下で、円堂大介を死んだことにされた円堂と、黒幕の配下だった父を持つフユッペが共闘する必然性が産まれます。
ついでに言えば、邪魔にならないように秋には【問題を抱えた一之瀬】という重しを用意してあります。秋はどうしても一之瀬の方に目が向かざるを得ません。
ここに来るまでが長かった!
新ED §
EDが102話から更新。
意外と使用期間が短かった「本気ボンバー!!」に代わって「シャイニング パワー」
(もっとも、これも使用期間が短そうなのだが)
映像を演出したのはかまくらゆみさん! なんと、アレスの天秤、オリオンの刻印の監督。
実際にじっと見ると、秋山勝仁監督、宮尾佳和監督、とは違う視点、違う解釈で映像が作られていて、イナズマ女性キャラオールスターズであるにも関わらす青春おでんとも青春バスガイドとも持ち味が違います。
アイドルグループ感はなく、一人ずつ順番に登場。
二人で登場する塔子とリカも一緒に媚びを売っている感じではありません。
特に注目したいのは音無がずっこける役になっていること。
本来音無はそういうキャラではないですね。
でも、そういう味付けをしてあえて見せ場を作っているのでしょう。
そこが演出家の個性だと思います。(たぶん)
実は事実上の「イナズマ監督かまくらゆみ」はアレスの天秤を待たずしてここから始まっていたのかも知れません。
もう1つ特徴があるのは、全ヒロインが均等であること。
脅威の侵略者編のヒロインにもちゃんと出番があって、生き生きと演出されていること。
本編には割とムラが多く見られるので、ここは特徴的です。
明らかに、シリーズの全体を通して均等に関わった【かまくらゆみさん】ならでは視点でしょう。
(アレスの天秤、オリオンの刻印は好きだったから、もうちょっと【かまくらゆみ演出】の原点としてのイナイレを注意して見てみよう。えっ? 各話演出の最後は、98話【全力の友情!一之瀬VS円堂!!】なの? もう終わってるじゃないか)
オマケ §
「なんで新EDはサッカー選手でもない女子までサッカーボールをけるんや! あんたもそうい思うやろ、秋」
「リカさん。疑問は分かりますけど、私だってアメリカ時代はサッカーボールを蹴っていたんですよ」
「ならなんでマネージャーなんてやってるんや!」
「巨大が手が出て来たりペンギンが出て来たりユニコーンが飛んだりするスーパー変態が走り回るフィールドに立ちたいと思いますか?」
「……」
「まあペガサスのために目印として立ったのは事実なんですけどね」
「立ったんかい!(べし)」