「2回目の感想は書いていないが鑑賞は3回目のはずである」
「なぜ見たの?」
「テレビで放送したから。ついでに言うと、テレビドラマ版の怪物くんを見たのは2020年の再放送が初めてなので、映画をテレビドラマのあとで見るのは初めてとなる」
「なるほどザマス」
「だから目先をかえて、テレビドラマ版との違いを見ていた」
「どこが違った?」
「ぼっちゃんが念力使い放題。VFX予算が多いからだろう」
「なるほど」
「変な顔のドラゴンが登場するのもVFX予算のおかげだろう」
「それもか」
「それから舞台がインド。海外ロケの予算があるからだろう」
「予算の問題か」
「テレビドラマは予算不足でゴージャスな映像は最初と最後だけ。うだうだと苦悩の話とか恋バナとか延々と続けて、最後はどう見ても廃学校でロケしてるだけ。あれが悪魔の根城かよって感じで煮え切らなかった。でも、映画だと予算があるからそんなことはない」
「結局なんザマス?」
「映画最高! 予算最高!」
「それで?」
「たぶん、これだけゴージャスな映画は今はもう無理ではないかという気がする」
「えー」
「映画怪物くんを劇場で初見したのは2011年12月だものなあ。もう時代が完全に違う」
「2020年11月だからもう9年前ザンスねえ」