
We have no HUB! あなたの知らないLAN黎明期の泥沼通信事情: XENIX、MS-Net、NetWare、そしてWFW
「これはなんだい?」
「新刊だ」
「何について書かれた本だい?」
「日本におけるLANの歴史だな」
「地味だねえ。目玉がない」
「それがあるんだよ」
「どこに面白い話があるんだ?」
「LAN黎明期に体験したとんでもない話がね」
「どんな話だい?」
「全ての条件を満たして問題なく採用できそうに思えたネットワーク製品が信じられないようなバカバカしい理由で採用できなかった話とか」
「えー」
「別の製品ではreadme読んだらとんでもない制限事項が書いてあったとか」
「えー」
「それにMS-Netのサーバのインストール経験があるとか、PS/55のLAN Managerのサーバをインストールしたとか、10BASE-5の太いケーブルを使ったことがあるとか、いろいろと経験はしている。マルチベンダー版LAN Manger 2.1は正規ユーザーだったしな」
「話題は豊富ということだね」
「別に意図してそうなったわけではない。気がついたら経験が多かったのだ」
「LANは手段。目的ではなかったということだね」