宇宙の覇権は君の手の中に・宇宙戦艦の作り方入門
「なぜこんな本を書いたんだい?」
「まあ、書けるものは何でも書いて生活費も足しにしようというポリシーゆえに」
「えー」
「そうじゃなかったら、宇宙戦艦ヤマモトヨーコの説明は書かない」
「目玉なはなんだい?」
「この3つを抑えれば素人の一般人にも宇宙戦艦に見えやすいという宇宙戦艦三原則かな」
「なるほど。いろいろノウハウは書いてあるわけだね」
「まあ、一部のプロよりはレベルが高いと思うよ」
「なぜそこまで言い切る」
「だって、この世界はロボットしかデザインしたことのない人ばかりだもの」
「そもそも宇宙戦艦やってないのかい!」
「宇宙戦艦だけに特化して突き詰めた人は意外と多いが、実はプロに占める割合はほとんど無いに等しい」
「なぜそうなるんだ?」
「だって、今どきのアニメもゲームもメカと言ったらロボットが主役。宇宙戦艦なんて、ロボットの母艦でしかない」
「なるほど。宇宙戦艦は素人の戦場なんだね」
「だから、うかつに出てきたプロが素人から袋だたきに合う世界だよ」
「じゃあ、それはそれとして、この本で君が訴えたかったことはなんだい?」
「宇宙戦艦に正解はないが誤答はある」
「正解はないのに誤答はあるの? それってどういうこと?」
「それは読んでのお楽しみ」