前置き §
部屋からChuwi hi8 Superが2台発掘された。
以前買ったものだが、正常に動作しなくなって放置されていた。
正常に動けば、Windows 10とAndroid 4.4.4のDual Bootのタブレットだ。
便宜上。2台あるものを1号2号と呼ぼう。
状況 §
1号は、Windowsの修復メニューしか起動しない。そこから何をしても何もできない。
音量上+電源オンをするとブートメニューが起動するが操作できない。音量上下でメニューが上下するだけである。
事実上何もできない。
2号は、Windows 10が起動するが、音量上+電源オンをするとブートメニューを開こうとしてハングしてしまう。
目標 §
取りあえず、Windows 10が動くWindowsタブレットとして動けば上等だろう。
1号の苦闘記 §
USBメモリからブートしてWindows 10をクリーンインストールできれば良いと考えてブート用起動メモリを作成した。しかし、本体側のUSBポートがMicroUSBなので刺せなかった。
そこで、サイズを変換するアダプタをオーダーした。
アダプタを使って刺してもブートはしなかった。
しかし、Windowsの修復メニューからUEFIのUSBメモリを選ぶと、USBメモリからブートした。
しかしエラーになった。64bit対応はしていないならしい。
改めて32bitでブート環境を作ってブートした。
ブートは成功したが、最初の入力待ちで詰まった。タッチは受け付けないがキーボードは存在しない。ポートは1つしかないので、両方同時には接続できない。
USBハブでしのぐアイデアを思い付いて、USBハブ経由でキーボード、マウス、USBメモリを接続したが、キーボード、マウスは認識したが、USBメモリは認識されなかった。
今回はここで断念。
2号の苦闘記 §
Windows 10が起動することはしていた。しかし、一度画面が消えると復帰させる方法が分からなかった。
ここで、うっかりAndroidへの切り換えツールを動かしてしまい、Androidで起動するような状態になってしまった。Windows 10に戻すツールはAndroid側に存在しない。前述のように、ブートメニューに入ろうとするとハングする。
ここで、手詰まりとなった。
USBメモリからのブートも、ブートするメニューに入れないので不可能。
何をしてもAndroidからしか起動しないので、ここで終わりとするしかない。
総論 §
実は、Chuwi hi8は世界的にはかなりの人気機種で、英語ならディープな情報が大量にヒットする。しかしながら、リンクが切れていたり、似て非なる別モデルの情報でその通りに操作できなかったり、問題が多くあまり当てにならなかった。
それらの情報が確かであれば、Androidのバージョンを上げることもできたはずである。
もう1つ、こちらのは2台とも不完全な個体で、ブートメニューがいずれも操作できなかった。そのため、そもそも実行できない手順も多かった。
感想 §
まあそれはともかく、USBハブ経由でキーボードとマウスを接続して、デスクトップ同様に操作できることが分かったのは収穫だ。ただし、そのためにはMicroUSBにハブを接続する手段が必要になる。
それから、UEFIシェルというものも初めて体験した。やり方によっては起動できたのだ。コマンドライン操作なので、キーボードがないと動かせないが、普通のUSBキーボードをサイズ変換アダプタ経由で刺せば認識して使えた。