感想・映画「ザブングル グラフィティ」

「昔懐かしいザブングル グラフィティがYouTubeで特別公開だったので見たよ。ちょっとザブングルはまた見たかったので良かった」

「何回目?」

「たぶん3回目じゃないかな。劇場で1回、昔のテレビで1回、これが3回目」

「感想は?」

「うん、思ったよりも良くできてる。人間味のある演技が多い。メカも人がよく見える。ロボットがお一人様用の個室になっていない」

「他には?」

「確かに、これは未来少年コナンを意識して作ったことが分かる。人類滅亡後の世界、科学的な未来人類と野蛮人、バラクーダ号がランドシップ、ロボノイドがウォーカーマシン」

「作品内容としては?」

「強いものに従うのが正義だと思っている人はこれをどんな風に見るのだろうねえ」

「秩序に楯突く作品だものね」

「そうそう。イノセントへの叛逆」

「昔の思い出は何かある?」

「あるぞ。初回鑑賞は新宿の映画館で前夜から並んで見た。富野監督の舞台挨拶も見た。セル画をもらって交換会になったが、おいらは要らなかった。結局ジロンのセル画が手元に残った」

「ジロンって主人公じゃないか」

「主人公だけどティンプより不人気だった」