2023年02月03日
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映画「大怪獣のあとしまつ」は怪獣映画ではない・【デウス・エクス・マキナ】の映画である

Written By: トーノZERO連絡先

 大怪獣のあとしまつという映画は【デウス・エクス・マキナ】で始まって【デウス・エクス・マキナ】で終わる構成のコメディで、怪獣は【デウス・エクス・マキナ】に至るための小道具でしかない。

 であるからこの映画は必然的に宗教的である。

 日本人は特に宗教的な映画に弱い印象がある。

 2001年宇宙の旅、ディズニーのブラックホール、テレビではあるがスペース1999。いずれも宗教的な側面が無視されて馬鹿にされる傾向がある。実は、2001年宇宙の旅ですら【特撮は素晴らしいが退屈で眠くなる】と馬鹿にする人は多いのである。

 他にも宗教的な側面が飛ばされてホラーとだけ認識されて残酷シーンだけで評価されてしまうような事例は割と一般的に見られる。

 それと同じような文脈で、映画「大怪獣のあとしまつ」は重要な部分だけ全て飛ばされて、些末な小さな笑いを誘うネタが主題であるかのように扱う人が結構多く見られる。

 もう1つ、アイアンスカイに近い政治家が本音でドロドロしている映画としての側面もある。この映画には、面白おかしく迷走する政治家を見るという視点もあるが、これもあまり肯定的には評価しない人は多いように見受けられる。しかし、異常事態で迷走する人間を描くのは映画では普通のことであり、特に間違ったものとは思えない。そもそも、コメディを不真面目と評するのはあまり適切な態度とは思えない。

 結局、この映画は人類は自力で問題を解決できそうなのに、【デウス・エクス・マキナ】見たさにミサイルを撃ってしまって、結局【デウス・エクス・マキナ】に救ってもらうという皮肉な結末を持った良作である。

 ちなみに画面に出てこないものが多くある。空中の対怪獣兵器も出てこないし最後の巨人(?)もシルエットだけだ。だが、それを描くと予算が増えるし、ストーリー上でも見せることは重要ではないから、削った方が良いものだろう。

その他の評価 §

 TSUTAYA DISCASでは大人気でなかなか送ってこなかった。世間一般では大人気ということで良いと思う。文句を言っているのは(自称)怪獣マニアだけではないか。

 これまでの数多くの映画と同じく、ネットの風評被害をかぶった不幸な作品なのだろうと思う。

 ただ、70年代にはディズニーのブラックホールを受け止められずに不当な低評価をしてしまった過去もあるので、自分もある意味で反省すべきことはあるのかもしれない。

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