第六日本宇宙軍重巡洋艦高尾33: 秘密の基地が落ちるとき・高尾の凱歌!
「ルパン103世編のクライマックスである」
「ルパン103世編は全4作でこれが3作目だね」
「そうだ。ここから力関係が逆転する。押されっぱなしだった高尾がルパン103世を追い詰めていくのだ」
「この巻では何が起きるの?」
「宇宙巡洋艦高尾はルパン103世のアジトとなる小惑星を攻撃する」
「前半は違うように見えるけど」
「前半はレストランでお食事だ」
「平和な話?」
「いや、そんなことはない。ルパン103世がぬけぬけと高尾の艦長と副長をレストランにご招待したら、思いがけない人が二人も来ちゃったという緊張感溢れる展開となる」
「思いがけない人が二人って誰?」
「一人は、第300帝国ブラッククロスの元総統、ルーカス・ローゼンベルグ。もう一人はサプライズだから読んでのお楽しみ」
「既に作中に登場している人?」
「そうだ」
「じゃあ前半と後半は違う話?」
「そうでもない。そもそもお食事会は、高尾側がどこまで感づいていているか探るためにルパン103世が開いたもので、後半のアジトへのミサイル攻撃に直結する話なんだ」
「全ては最後のミサイル攻撃に集約されていく話なんだね」
「読んでね」