バーチャル阿房列車: A列車IIからAIまで僕の生涯を駆け抜けた仮想の列車達
「なぜこんな新刊を書いたんだ?」
「うむ。突然阿房列車(内田百閒)に対する南蛮阿房列車(阿川弘之)のことを思い出してね」
「それで?」
「もし自分が書くならどんな阿房列車だろうかと考えたのだ」
「その結果どうなったの?」
「単なる乗り鉄の話なら、自分以上の人がいくらでもいるだろう……という結論になた。でも、仮想鉄道ならありでしょう……ということになって、書くことにした」
「A列車や電車でGO!のプレイヤーならいくらでもいるだろう。なぜ君なら書けるの?」
「たぶん、A列車5で、キハ40を使って黒字を出す方法を研究した人は多くないと思うぞ」
「黒字を出す方法って何?」
「常識的な使い方をする限り、キハ40では赤字になってしまうのだ」
「なぜそんな車両が収録されているんだ?」
「知らんよ、そんなこと。でも、キハ40は初心者向けと解説されているのに、実はマニア向け」
「えー」
「限界儲け都市というのも研究したがゴールまで行けなかった」
「どうして?」
「動かせるものを全部動かそうとしたら列車とバスとモノレールと新幹線とリニアと貨物船ぐらいで処理が重くなりすぎて、ヘリまで動かせなかったから」
「リベンジはしないの?」
「A列車5はProject Eggにもなくてな。中古を探すしかないが動くという保証も無い」
「で。君の結論は?」
「この本を買ってくれ! それが次の仮想鉄道の原資になるんだ!」