たぶん我が人生で最も画期的な瞬間ですね。
1980年代前半に開発していたZ80開発システムAZASとその中核となるMINI-DOSをOSSとしてGitHubで公開します。
DOS/アセンブラ/エディタのセットで本格的な開発環境です。
また、DOSはいくつかの商用ゲームでブートに使用された実績があります。
しかし、結局お付き合いのあった会社がゲームのENIXだったので、発売されることはなく、ずっと埋もれていました。
ですが、四十年経ってから社会にこうして送り出せたのはまさに画期的。
これほど手間の掛かった一貫性のあるソフトを作ったのはこれぐらいかもしれないという我が人生のマイルストーンです。
(まあ、中味は粋がった子供の作品でしかありませんけどね。でも、これを作ったからMSKKでWindows開発の仕事ができたのも事実でしょう)
今回公開するもの §
- 80/88版とX1版のMINI-DOSのソースコード
- 完全な状態のPC-8801版のリリースディスクのD88イメージ (ブート可能、エディタ、アセンブラ、サンプルソース、その他ユーティリティ付き)
- X1のブートイメージ (MINI-DOSのみ。ツール類は自分でアセンブル)
- PDFによるマニュアル一式
今回の公開に含まれないもの §
- SOCE (エディタ)のソース
- AZA (アセンブラ)のソース
どれが最終か。そもそも最終のソースが残っているのか良く分からないので、後日調べます。
補足 §
MINI-DOSは本来PC-8001の使いにくい点を補うために開発を始めたものなので、N-BASICモードで動きますが、メモリを64KB必要とするので、PC-8801で試す方がお勧めです。PC-8001mk2/SRでも起動します。