「宮崎駿最新作の【君たちはどう生きるか】が公開されたがほぼ情報がなく、雲を掴んだがもう見た人が感想を書いているので、これは見ておく必要があると思ってあえて見てきた」
「時間や暇はあったのか?」
「実はいろいろ総合すると今日しかなかったので、強行したよ。結構疲れた時期だったけどな」
「それでどうだった?」
「2023年にもなってこんな映画が見られるとは素晴らしいね」
「嫌いな人もいるみたいだかけど」
「それは良く分かる。この映画はプロの商業映画でない。宮崎さんのプラベートフィルムだろう。要するにプロが作った同人誌だ」
「同人誌だからどうなの?」
「言いたいことしか入っていない」
「なるほど」
「取りあえず、多くの人が考えていたような宮崎駿が客に説教するような映画でないよ。一人の少年が主人公でその主人公の行動を追いかける映画だ。その主人公がどう生きるのかが最後に問われて終わる」
「そうなのか」
「でもね。実はその問いに重ねて、見ているあなたはどう生きるのかという問いかけが発生してけっこうシビアだ」
「そこで【おまえは間違った】と指摘されたと思った客は不快になるわけだね」
「そうだな」
「でもプロが客を相手にそんな映画を作っていいわけ?」
「だから、これは同人誌なんだよ」
「ぎゃふん」
「宮崎駿は既にプロを引退済み」
オマケ・久々に映画館に行った感想 §
「久々に映画館に行ったよ」
「どこに行ったの?」
「TOHOシネマズ府中」
「どうだった?」
「見慣れたトイレよ、お久しぶり」
「えー」
「朝が早いと奧にまわらないと入れないのも昔通り」
「他には?」
「映画館に行くと意識していなかった他の映画も目に入るね」
「映画が2000円で高いって問題はどう?」
「実は割り引きが増えているので、それを使えば割安で見られる機会が増えている。あと、TOHOシネマズ会員火曜日1300円は値上がりしていないので、お得感が増している」
「なるほど」
「映画泥棒も見たことないバージョンになっていたし、紙兎ロペはまだ現役だったけど、宣伝しかしてないからな。あと前置き長過ぎという感じは確かにある。複数回のマナームービーと映画泥棒が特にうざいよな」
「昔とは違う?」
「2010年頃だと、もっと映画の宣伝ばっかりで、他に宣伝じゃない紙兎ロペとか、宣伝でも気が利いた鷹の爪団とかあった気がする。バルド9だとジャンボイとか」