映画の倍速視聴する人がいるという話があって批判も多くあります。
映画は映画館で定速で見るのが基本という前提を踏まえた上で、ここではあえて映画の倍速視聴するとしたらそれは可能か、どんなメリットがありうるかを考えてます。レンタルDVDを1,1.25.1.5,2倍速で再生可能なソフトを使うことを前提に考えます。
映画の倍速視聴はそもそも可能か? §
- 倍速再生すると音声はほぼ聞き取れない
- 1.5倍速だと何とか聞こえるが、ものによっては聞き取れない
- 1.25倍速ならほぼ聞こえる
字幕をオンにするとどうなるか §
結論1 §
- 吹き替えではなく字幕を選ぶと倍速再生でも見られる
- 邦画でも字幕付きの映画は字幕をオンにすると倍速再生でも見られる
倍速視聴する意味はあるのか? §
ただし、時短はメリットの候補から除外する。
- 倍速視聴すると、ダレない。ずっと緊張が持続する
- 目を離すと字幕が一瞬で消えるので、目が画面から離れない
- 緊張が続くが、絶対時間は短くなるので疲れすぎることはない
- だから寝ない。寝ている暇はない
結論2 §
- 作り手のマスターベーションみたいな映像が延々と続いて寝ちゃうことがなくなる
- 緊張感が持続するのでより深く映画と向かい合える
全体の結論 §
つまり、映画の倍速視聴はやればできる。
そして、映画体験がより濃厚になるという効果が得られる。
退屈な映画でも緊張感を発生させることができる。
それで面白い映画がつまらなくなることはない。
映画の基本は定速視聴であることは言うまでもないが、意味、メリット、デメリットを踏まえた上での倍速視聴はありというのが結論である。
ただし、それは時短のためにやるのではなく、緊張感を高めるためにやるものである。(時短は時短だが、それは副産物であって目標とすべきものでもない)