2023年09月15日
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The Starlost第1話"Voyage of Discovery"感想

Written By: トーノZERO連絡先

あらすじ §

Devonは相思相愛の女性Rachelとの結婚を否定され、世界の成り立ちに疑問を抱き、自分の世界を飛び出し、そこが宇宙船アークであり星との衝突を引き起こそうとしていることを知る。Devon、Rachel、Garthの3人の冒険が始まる。

感想 §

 最低限英語字幕さえあれば最低限の意味は分かるという経験則から、Chromeのリアルタイム字幕をオンにして見た。

 かなり意味は分からなかったが、それでも大意は分かった。

 見ると、1975年当時に見た記憶が蘇ってくる。

 通路を飛んでいくシーンは何となく覚えているのだ。

 話も世代宇宙船ものとして良くできている。

 また、これはキリスト教をベースにした宗教ドラマでもある。そもそもアークという名前はノアの方舟だ。

 よくできすぎている。

 いや、よくできすぎている。

 この時代に、こんなドラマが存在しているのはおかしい。

 初放送は1973年だよ。

 宇宙戦艦ヤマトは1974年、スターウォーズは1977年だよ。

 1973年だとその前にあるのは2001年宇宙の旅(1968年)とスタートレック(1966年)と円谷特撮映画(妖星ゴラスは1962年)ぐらいだ。

 この品質の話は、小説SFとしてはあり得ても、テレビドラマとしては【大物作品】しかあり得ない。

 というわけで、第1話の脚本を書いたCordwainer Birdとは何者か……と軽い気持ちで調べたところ、けっこうショッキングな結果が。これはハーラン・エリスンの別名だった。

 ハーラン・エリスンは作品の中心的な役割をこなしながらけっこう衝突したり内容のスケールダウンを歎いたり、不満が多かったので、ハーラン・エリスンではなくコードウェイナー・バードという名前をクレジットさせたらしい。

 それは何となく分かる。

 意気込みに比してスケール感が小さい。

 それでも、異様に良くできている。

 ハーラン・エリスンが不満であっても、この時代にはあり得ないぐらいの高品質作品だったことは確かだろう。

 ちなみに、NHKで見た時に印象に残っている【椅子に触ると画面に顔が出てくるおっさん】はしっかり確認できた。記憶より少し若い。【なんぞ御用かな】の原語は"May I help you?"で良いようだな。

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