2003年09月27日
トーノZEROアニメ感想機動戦士ガンダムSEEDtotal 2715 count

おやめ下さいデスラー総統、我が大プラント連合は勝ったのです!

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 今日のSEED。

 ついに最終回ですね。

 この作品は、おそらくアニメファンにも、業界にも少なからぬ影響を残したと思いますが、と~のにも大きな影響を残しました。なぜだか分かりませんが、ガンダムSEEDの感想は、他のアニメの感想と比較してカウントが1~2桁多いのです。また、いろいろな場所からリンクされている状況も、あるようです。(ほんの一部しか確認はしていませんが)。それだけでなく、SEED感想サイトのランキングにも名前が出ているようです。(これも、ちゃんと確認しているわけではありませんが)。

 こういう風に、存在が直接的な読者以外の他者に意識されることはあまり無かったので、どう対処すべきか悩んだこともあります。本来、ここに感想を書くと言うことは、感想を書く価値があると認めた場合のみ書くことになっていて、毎週必ず感想を書くと決めてはいないのです。しかし、数百人の読者が感想があるはずだと思い込んで見に来た場合に、それが無いという状況はどうか、という思いもあるわけです。その板挟みで悩むことがありました。幸いにして、書く価値が全くないとまで言い切るエピソードにはほとんど出会わず、感想を書き続けてきましたが。しかし、本当に大丈夫だろうか、というハラハラする危惧を抱きつつ見ていたのも事実です。

 もう1つ、SEEDという作品全体についての感想を述べるなら、これがサンライズなり、福田監督なりのベストコンディションの最強作品ではない、という感じがします。投入された手間は膨大であって、そう簡単にこれに匹敵する作品は作れないだろうと思いつつ、それでも、これは最強ではないと思います。スポンサーの商売の都合だとか、メディアミックス展開する他のメディア上の作品などに制約される部分もあって、今ひとつスカッとしない部分があるような印象を受けました。たとえば、敵味方の主要なMSが全部ガンダムなのは、画面を見ていてどちらがどちらか分からなくなる場合もあるし、デザインが演出意図と乖離しているように思えるシーンもありました。むしろ、それにも関わらず、ここまで作品のテンションを維持して、視聴者に見せ切ったところが凄いと言えるかもしれません。

 それはさておき。今回の内容を見ると。

 いきなり、泣いているラミアス。フラガさん、死んでしまいましたね。生き返ったりはしませんね。

 演説するラクス。ここで、ラクスの存在感がグッと出てきましたね。

 ジオングみたいに最後の決戦兵器として出てくるクルーゼのガンダム。武器はビット?

 それに落とされるディアッカ。ディアッカを助けようとするイザーク。二人一緒にピンチ状況。追いつめられる二人。このシーンは、なかなか良いですね。かつての生意気な子供達が、圧倒的な力の前に無力である状況。そこから、人の進歩は始まるのです。

 キラは誰もがなりたい対象だから、存在が許されないと主張するクルーゼ。徹底的に繰り返されるクルーゼの様々な主張は、世界そのものの一面とも言えるでしょうね。

 フレイの乗った脱出艇を撃つクルーゼ。それを間一髪で助けるキラ。前にあった助けられなかったシーンの繰り返しですが、今回は助けることが出来たわけですね。これで物語の1つの山を乗り越えて終われるようになった感があります。

 と思ったら、その直後でビットにより破壊される脱出艇。

 そして、死んだフレイとの会話。これは、まさにララァの死に際に行われたアムロとララァの会話というよりは、死んだスターシアが出てきて夫と娘を含むヤマトの面々に語りかけるシーンに近い印象です。あとから出てくるシーンでも、ガンダムというよりはヤマトに近いセンスを感じさせます。

 しかし、こうしてフレイが死んでしまっては、フレイ対ラクスの痴話喧嘩はもうあり得ないですね。二人が出会ってどうなるのか、興味があったところですが。

 ラクス艦らによるジェネシスへの砲撃。しかし、ダメージを与えられない。敵内部から破壊すると言って、突っ込むアスランとカガリ。

 ヒス副総統による、戦いをやめろという言葉は、デスラー総統の拳銃一発で止められてしまいます。まさにヤマト的お約束の世界。しかし、まだ生きていたヒスがデスラーを射殺してしまいます。このあたりは、ファーストガンダムのギレンの死にだぶらせて見ることができるかもしれませんが、それよりもヤマト的な雰囲気を感じます。暴走したカリスマ的な指導者への常識的な意見。それに対する射殺という極端な反応。まさにヒスとデスラーの世界です。しかし、結局デスラーが射殺されてしまう展開は、ヤマトの先を行くものだと言えます。その点で、ただ単に昔の作品をなぞっているだけ、という印象は持ちません。

 そこにやって来たアスランとカガリは間に合わず。普通ならここで活躍するはずのアスランとカガリが立場無し、という展開は意外ですね。

 今回は、通信の音声がブツ切れになっているところは、非常に良い演出になっていましたね。

 要塞の自爆と連動したジェネシス発射。デスラーの死でも、破滅は止められないという最後の危機。

 「それだけの業を重ねてきたのは誰だ!」というクルーゼ。

 ジャスティスを核爆発させるというアスランに対して、「逃げるな、生きる方が戦いだ」というカガリ。カガリは明らかに無茶ですね。でも、この無茶さが、この最終回のこの場面にいる意義であり、このキャラクターの魅力です。

 爆発。

 その爆発を呆然と見ている多くの人達。その中で、一人だけ席から飛び出すラクス。この飛び出した、という演出が、際だって光っていると思います。

 生き延びたアスランとカガリ。アスランの機体を吹っ飛ばしても、アスランをカガリの機体に収容し二人で生き延びることができたわけですね。

 キラのところに飛んでいくトリー。設定的にどうか(空気のない宇宙空間で、トリーはどうやってコースを変更できるのか?)ということを気にするのは野暮というものでしょう。

 と~のは、SEEDを糧にもっと素晴らしい作品を作れる段階にステップアップして行くであろう福田監督を応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。

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