謎のアニメ感想家(笑)、トーノZEROです。
今日のカレイドスターの感想。
燃え足りないことを悩むメイ。しかし、そらが出場することを知ったとき、燃えることができるというのが面白いですね。囲碁は一人では打てない、ということですね。
そらだけ自腹で旅費を出していた? なかなか泣ける状況ですね。
ギスギスした控え室。
因縁ありげなレオンとユーリ。
そのあとの、メイとそらの親しげな会話。どこかで親しい二人でもあるわけですね。この微妙な距離感が面白いです。
まるでそらに語りかけるような、レイラの挨拶。
天使の技をまるで盗んだように、先に演じる、手伝ってくれた二人。
「こういう世界なんだ。覚悟していたはずだ」というユーリ。
しかし、技を失敗する二人。
「ここは目指していた場所じゃない」そう思うそら。
そらが棄権したことを、ステージを汚したと言うレイラ。この瞬間、レイラとそらは違う道を歩き始めているのかもしれません。
今回の一言 §
これは実に奥深いエピソードですね。
天使の技をものにしたそらは、優勝できたはずです。
それにも関わらず、「ここは目指していた場所じゃない」と思って棄権してしまうわけです。
それは、いったい何を意味しているのか。
おそらく、より難しい道を選んだと言いことでしょう。
ただ単に、凄い技を見せて優勝することだけが目的となる世界は、究極的に理想となるものではない、ということです。
そうではない別の、より高度な高みがあるはずです。
きっと、そらは、そのことに無意識のうちに気付いているのでしょう。しかし、具体的にそれが何かが見えないのでしょう。
そらは挫折を経験することになるようですが、それは超えるべきハードルを発見したことの同義語です。
実に面白い作品ですね。