謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の鉄人28号の感想。
サブタイトル §
第4話 「もうひとつの鉄人計画」
あらすじ §
正太郎は、不乱拳博士の情報を追って、誰とも分からない墓より、謎の緑の物体を手に入れます。それは、人間の細胞でしたが、実際にいたら化け物だ、というぐらい特殊なものでした。
村雨は、自分を助けた化け物に食事をさせるために、家を破壊する事件を起こしてその隙に金を盗み、その金で食料を調達して来ました。
正太郎は地下研究施設に戻ります。そこで鏡の後ろに隠し金庫を発見します。しかし、そこは空。そこに謎の覆面男が出現しますが、上手くそれを撃退します。そして、鏡の間に資料が収められていたことに気付きます。
敷島博士は、鉄人を直していました。そして、正太郎に、鉄人が思い通りに動かなかったのは電波攪乱材で妨害されていたためだと言います。
しかし、正太郎は、どうしてこんなものばかり作るのだと敷島博士を問いつめます。
そこに来る覆面男。その正体は不乱拳博士でした。
彼を見て、村雨と一緒の化け物は泣きます。その化け物は、不乱拳博士が神に背いて作った人造人間でした。
化け物に攻撃される正太郎。そこに鉄人が助けに入ります。正太郎は、操縦機を使って化け物を倒そうとしますが、鉄人はパワー負けします。
そこで村雨が乱入し、正太郎は操縦機を落とさせられてしまいます。
瀕死の不乱拳博士は、償わねばならないと言い、村雨と化け物は逃亡します。
感想 §
化け物には化け物、と言って鉄人で人造人間を握りつぶそうとする正太郎の哀しさが際だちますね。
彼は、本当に子供です。大人達が背負ったものが何であるか、それを彼は理解できていません。鉄人にせよ、人造人間にせよ、単に気持ちの悪い化け物と言えば済むものではありません。それを踏まえると、正太郎がけして格好良い子供ヒーローに見えないところが、この作品の1つの長所ですね。
今回の一言 §
不乱拳(フランケン)博士が作ったのは神に背いた人造人間、とは一歩間違えば盗作になりかねないスリリングな内容ですね。化け物の姿も、フランケンシュタインの怪物に似ている印象を受けます。当時はまだ、そういうものに関しておおらかであったのかもしれませんし、今はもう著作権切れなのかもしれません。そういう部分を踏まえても、スリルを感じさせる描写です。(オリジナルが具体的にどの小説、あるいは映画に求められるのかは、良く分かりませんが)
ちなみに、フランケンシュタインとは、フランケンシュタインの怪物を作った人の名前であって、怪物の名前ではない、というFAQを把握していないと、ちょっと理解できない展開に見えるかもしれません。