謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の鉄人28号の感想。
サブタイトル §
第6話 「奪われた操縦機」
あらすじ §
村雨は釈放されます。
アメリカのマフィアが鉄人28号に興味を持って、日本にやって来ます。
マフィアは、鉄人を奪おうと正太郎の家に来ます。正太郎は、上手く彼らを電気絨毯で拘束します。しかし、村雨が彼らを逃がします。
村雨はマフィアに協力を申し出ます。彼の目的は、マフィアが鉄人を持っていくことで、鉄人を日本から遠ざけることでした。
一方、鉄道事故が発生し、その原因がロボットによる襲撃だと分かります。
そこに暴走して来る電車。
正太郎は、操縦機を持って鉄人を呼び出し、電車を止めようとします。
電車の正面をがっちり掴む鉄人と、運転席でそれを見上げる正太郎。
見つめ合う、鉄人と正太郎。
そこで、正太郎は、過去のわだかまりを一時棚上げにして、頑張れ鉄人と応援します。
しかし、倒れていた電車の運転手がマフィアの仲間の変装で、電車を止めてホッとした正太郎を銃で撃ち、操縦機を奪います。
マフィアのボスは鉄人を操縦して悦に入ります。
感想 §
正太郎は、あくまで鉄人は人殺しの道具だと思っていたわけです。
しかし、それは使う人の問題だと敷島に諭されます。
そして、乗客を救うために、身を挺して電車を止めようとする鉄人を前に、正太郎は鉄人の存在意義のようなものを感じ取ったのかもしれません。鉄人の力は、人助けにも使えるのです。
しかし、そんな正太郎の思いを無惨に打ち砕くように、操縦機はマフィアに奪われます。
まさに、使う人の問題が問われます。マフィアが操縦機を持った鉄人は、いったい何を引き起こすのか。それに対して、正太郎はどう思うのか。
それはさておき、電車がちゃんとモハ63っぽい三段窓なのが色気があって良いですね。大きなガラスが入手できないために、窓を3段にしたとかしないとか。まさに戦中戦後らしい鉄道車両です。
鉄道と言えば、正太郎が列車の屋根に降りようとしたとき、架線柱が邪魔になるのは実にリアルですね。
更に、これが最も良い意味で驚愕すべきことは、障害物を発見してちゃんとブレーキを入れる運転手がいたことです。どういうわけか、アニメに出てくる列車の運転手は目の前に障害物があっても列車を止めません。どう考えても線路の上に人がいたら、慌てて列車を止めるでしょう、と思いますが人がいようと物があろうと、全力で突っ走ってくる列車ばかり。その点で、今回の鉄人は、感動的でした。
今回の一言 §
でもね、頑張れば頑張るほど、鉄人で列車を止めるのは無理だと言うことが分かってしまいます。明らかに、鉄人のサイズがシーンによって変わっています。列車を止めるシーンでは、架線柱をなぎ倒さないで列車を止められるサイズに縮んでいます。しかし、それに文句を言ってはいけないでしょう。それも含めて、テレビ漫画として楽しまねば。