2004年05月27日
トーノZEROアニメ感想鉄人28号 《2004年版》total 2470 count

今度は米軍の手先、またも騙された哀れな村雨君!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の鉄人28号の感想。

サブタイトル §

第8話 「鉄人28号奪回作戦」

あらすじ §

 正太郎は、鉄人の操縦機を取り返すために、スリル・サスペンスのアジトに向かいます。

 そこで、米軍の手先となった村雨と出会います。

 村雨は操縦機を破壊するために、正太郎を騙して囮にします。

 敵に捕まる正太郎。

 村雨は、銃を使うことにためらいを感じます。生前の兄との約束に反するからでした。兄は、自分のナイフ以外の武器を使ったら負けだと言っていました。

 しかし、そこにアメリカの巨大ロボットのバッカスが出現し、アジトを襲います。

 瓦礫の中で、村雨はギャングの生き残りに撃たれますが、正太郎の咄嗟の警告と、胸に入っていた無線機のおかげで命拾いします。しかし、バッカスの操縦電波を中継していた無線機が壊れたために、バッカスは暴走。止めるには鉄人しかないと言うことになります。

 自分の国がバッカスのために燃えているのを見た村雨は呆然となります。

 水に流された操縦機を取り戻そうとした正太郎は、生きていたスリル・サスペンスに撃ち殺されそうになります。咄嗟に銃を撃つ村雨。しかし、弾は入っておらず、署長の銃弾がスリル・サスペンスを撃ち抜いていました。

感想 §

 今回の見どころは、村雨君の哀れさですね。

 スリル・サスペンスに騙されたと思ったら、今度は米軍に騙されていましたね。

 しかも、米軍もバッカスを動かしているのに、勝手に動いているのだと言い張って、狸ぶりを発揮。

 そして、バッカスが引き起こした大火災も、結局は村雨自身が引き起こした災厄のようなものです。最も望まない「再び燃える祖国」を自らが引き起こしたことが、いかに彼にはショックであるか。

 そんな村雨くんは最高ですね。この作品は、彼のためにあるのかも。

今回の一言 §

 最後の方で正太郎の口から言われる台詞。「僕らは仲間だ、正太郎。正太郎すすめ」というのは、まさにエンディングの歌詞そのままの台詞ですね。そして、なぜ鉄人に正太郎という名前が付けられていたかも、やっと分かりました。つまり、この台詞を言わせるためには、鉄人が正太郎という名前を持っている必要があったわけですね。

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