謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のケロロ軍曹の感想。
サブタイトル §
第19話
「ケロロVS夏美 おまつり頂上決戦! であります」
「ケロロ あなたのお耳に侵略ラジオ であります」
あらすじ「ケロロVS夏美 おまつり頂上決戦! であります」 §
夏美達はお祭りに行きます、
お祭りでは、ケロロ達がインチキ臭い夜店を運営していました。
それをやめろという夏美。
それに決着を付けるため、夏美とケロロは亀すくいで対決することになります。
夏美が負けたら、宇宙のお祭りで人間すくいの景品になると約束させられ、しかも、あまりに勝ち目の薄い勝負が用意されていました。
しかし、夏美は勝ち、ケロロは敗北を認めます。
夏美は、悪いことさえしなければとケロロ達を許します。
しかし、ケロロには、まだ花火に仕込んだ侵略兵器がありました。夏美に申し訳ないと、それを回収しようとするギロロと、それを止めようとするケロロとタママは、花火の発射筒に落ちて発射されてしまいます。
ケロロは緑、ギロロは赤の綺麗な花火になりますが、タママは黒であるため見えませんでした。
あらすじ「ケロロ あなたのお耳に侵略ラジオ であります」 §
ラジオの影響で夏美はガンプラを作ります。
それを見たケロロは、ラジオを使って地球人の心を掴み、地球侵略を行おうとします。
電波ジャックは成功し、多くの地球人がケロロの放送を聞きます。
しかし、宇宙アイドルのスモモちゃんを呼んだと嘘をつき、ギロロにスモモの演技をさせたところ、どんどん視聴者が離れていき、失敗しました。
感想 §
いきなりお祭りの夜店で商売をしているケロロ小隊の面々。お面だと言って誤魔化すところが面白いですね。確かに、彼らの顔のお面も売っているし。
女気あふれる夏美の態度の格好良いこと。実に惚れ惚れします。
更に、圧倒的に卑怯な勝負を挑まれても、それを逃げずに受けてしかも勝つ夏美の鮮やかさ。
一方、負けたらペコポンすくいの出し物になる、という状況の空想シーン。泳いでいるスクール水着の夏美が強制的にすくい上げられるという描写のドキドキする色っぽさ。
ケロロ軍曹あなどりがたし。
後半の見どころは、アッガイを作っている夏美。ここで、アッガイというセレクションが「ああ、分かってる」という感じですね。
ガンプラブームの頃、人気アイテムはみな売り切れてかろうじて残っているのはアッガイあたりだけ。そんな状況があればこそ、ここで右も左も分からない夏美がアッガイを買ってきた描写に意味があるというものです。ラジオに煽られて時ならぬガンプラ売り切れ状態。そうなれば、店に残るのがアッガイあたりのみ。そんなシチュエーションが本当にあるかというと、今の状況では怪しいと思いますが、昔の思い出に照らせば正しいシチュエーションでしょう。
ちなみに、ガンプラブームの頃、私は模型店に行っていないと書いたような気がしますが、なぜそんなことが分かるのかって?
そりゃもう、弟がアッガイを買ってきたからですよ。ガンダムはおろか、ザクもドムも買えずに。そして、弟はクローの部分を上手く作れず、作ってやった記憶があります。非常に良くできていたという印象が残ります。
それにしても、ケロン軍驚異のメカニズムという表現がまさにガンダムのCMですね。
今回の一言 §
ケロロ軍曹というのは、遅れてきた「うる星やつら」という感じも受けますね。
伝統的なお祭りの夜店という日本的な情景に、すっかり馴染んで入り込んでくる宇宙人。まさに「うる星」的です。
しかし、失われた「うる星」的世界観を復活させたことは、とても大きな功績だと思います。TVアニメのうる星が終わったときに無自覚な青春が終わりを告げたと実感した世代としては。